さらなる高みを求め、常に進化を続ける三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの7人。そのメンバー各人に、己のパフォーマンスを引きだすための〝肉体論〞について聞いた。2回目は、小林直己。
いいパフォーマンスを発揮するために!
Netflix製作の『アースクエイクバード』で演じたカメラマン役で、「ダンサーでない身体」を求められ、体重を落としたという小林。
「EXILEと三代目のツアー、映画の撮影がちょうど重なっていて。福岡でライヴをして、そのまま佐渡島で1週間撮影し、すぐに大阪でまたライヴというスケジュールで(笑)。ライヴではエネルギーを発揮でき、でも撮影ではできあがった身体に見えない程度に痩せて、という本当に針の穴を通すみたいな調整をしていましたね」
187cmでベスト体重は78kg。同じ感覚で動けるプラスマイナス2kgの範囲から外れると、「エンジンを吹かしても空回りする」ような感覚がわかるという。
「本番で最高の状態に仕上げるには、ライヴの2〜3ヵ月前から身体をつくり始めるのが理想。でも最近は他の仕事もあったりして、それだと身体を休める時間がもてない。自分のバイオリズムを崩さないよう、コンディションを維持しながらトレーニングをしています。ライヴ前に必ずやる時間のメソッドは、ジャズやバレエのストレッチ、ヨガ、瞑想を取り入れたもので、普段はその短縮版を。心身ともに整えないと、いいパフォーマンスを発揮できません」
Naoki Kobayashi
1984年千葉県生まれ。パフォーマー。三代目のリーダーをNAOTOと兼任。2019年Netflix映画『アースクエイクバード』にてハリウッドデビューを果たした。ダンスパフォーマンスの発展的な展開の企画・制作にも携わる。三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのニューシングル『Movin’ on』が発売中。