ビジネスの荒波を越えていくには、身体を鍛え続け、自分自身と向き合うことが欠かせない。経営者ならではの効率的で圧倒的な魅力ある鍛錬、そこから得られるものとは? 今回は、MOON-X代表取締役CEOの長谷川晋氏に話を聞いた。【特集 筋肉投資】
「ビジネス界でもガチンコ勝負! 痺れる世界を生き抜くため、エネルギーレベルを段取る」
モノづくりとテクノロジーを融合させ、ブランドの発射台を目指す「MOON-X」CEOの長谷川晋氏。モノづくりやマーケティングなど、業務は「“総合格闘技のごとく”多岐に渡ります」と笑う長谷川氏に、多忙な日常の消耗感は微塵もない。その強さは5年前から本格的に始めたキックボクシングにより育まれた。
「以前もエクササイズ感覚でやっていました。起業の際、通いやすいジムを探していた時に、親交のあるキックボクサーの小比類巻貴之さんに体験レッスンに誘ってもらい、やってみると面白かった。今は1時間のレッスンを週2回受けています」
今では小比類巻氏主催のEXECUTIVE FIGHT BUSHIDOという大会に参戦! 戦績は6戦5勝で65㎏級チャンピオン。長谷川氏はキックの世界でも強者である。
「元々運動が好きでハンドボールなど10種以上のスポーツを経験しましたが、ここまで熱中したのはキックが初めて。強くなることに素直にワクワクするんです」
成長したい一心で取り組む。図らずも“貯筋”も順調だ。
「キックで鍛えられるのは戦う筋肉。あとはハート……強いて言うなら“心筋”でしょうか(笑)。緊張感のある場面でもプレッシャーに負けず立ち向かうタフさが培われる。スパーは並大抵ではない緊張感があるので」
それゆえに、長谷川氏は率先してスパーリングに取り組むという。
「ミットを打って終わるのと、スパーまでやり切るのでは同じ1時間でも体感が違います。僕は“やった感”が好きなんです」
体育会でスポーツをやっていた学生時代は、試合に勝っても負けても泣いていたという。
「それくらい本気で打ちこんでいたんですよ。失敗しても、また立ち上がる、やりきるまで。その繰り返しですね。その時のマインドで、仕事も魂こめてやっていきたいですね」
情熱をかけ、痺れるような充実感を味わってきた経験は、仕事というフィールドにおいても同様に自身を鼓舞し、進化させる。現在47歳の長谷川氏だが、身体も心も、30代の頃より確実に調子がいいという。
「仕事のアウトプットを最大化するには、心身を健康に保ち、自分自身のエネルギーレベルを上げることが重要です。そのためにはいろんな段取りが必要になるのですが、僕はキックに支えられている部分が大きいと思います」
My Training Style
1.投資リターンを高く
「キックは費やす時間に対するアウトプット量が多いなと。僕はサーフィンやスノボも好きですが、それらと比べてもキックは仕事帰りに立ち寄れて全身運動できる点で魅力的」
2.究極の瞑想で超集中
「レッスン中は仕事のことなどは完全にシャットダウン。考え事をしていると蹴られ殴られエラい目に遭う(笑)ので“今ここ”に超集中することに。結果、リフレッシュできます」
Gym Data ▶︎ 小比類巻道場(東京恵比寿本部)
住所:東京都渋谷区恵比寿南2-7-8 1F 101 L’GENTE EBISU
TEL:080-5856-1107
営業時間:7:00~21:00
定休日:不定休
この記事はGOETHE 2024年11月号「総力特集:ハイリターンな貯筋計画 一生涯、筋肉投資。」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら