日本でも人気を博した女子プロゴルファー、キム・ハヌル。2021年、惜しまれつつも現役を引退した彼女の独占インタビューをまとめてお届け! ※2023年7月掲載記事を再編
1. あの“スマイル・クイーン”、キム・ハヌルは今、何をしているのか?【独占インタビュー】
かつて日本ツアーで長年活躍し、 “スマイル・クイーン”の愛称で親しまれた美女ゴルファーを覚えているだろうか。
彼女の名はキム・ハヌル。高校3年次の2006年に韓国ツアーでプロデビューし、自国では通算8勝、2年連続賞金女王という優れた成績を残した。その実力に加え、モデルさながらの美貌で多くの人気を博したことで、韓国女子ツアーでは初めて私設ファンクラブが発足された選手でもあった。
そんな人気と実績を引っ提げ、2015年から日本ツアーに本格参戦。同年9月の「マンシングウェアレディース東海クラシック」で来日初勝利を飾ると、日本ではメジャー2勝を含む通算6勝を記録。そして2021年10月、現役引退を発表し、日韓合計15年間のプロ生活に幕を閉じた。
ゴルフファンに惜しまれつつもフィールドを去ったキム・ハヌルは今、何をしているのだろうか。2023年6月中旬、韓国ソウルで独占インタビューに応じたキム・ハヌルは、現役時代と変わらぬ笑顔で自身の近況について語り始めた。
「ここ最近で多いのはテレビ関係の仕事ですね。ゴルフ番組でレッスンをすることもあれば、番組の企画で海外旅行に出て現地でゴルフをしたこともあります。ほかにも、YouTubeチャンネルやファッション誌撮影、広告出演などもやっていますよ」
2. 「キム・ハヌルは引退を後悔したのか?」韓国に会いに行ってきた!
イベント名は「いつもファンの方々と思いをともにしたい」という意味を込めて『いつも、ハヌル』。高級ブランドショップや百貨店が並ぶ狎鴎亭(アックジョン)ロデオ通りにある「キャンバスNギャラリー」で行われたイベントには大勢のファンが訪れた。
冒頭、スタイリッシュなダンスでファンミーティングに登場したキム・ハヌル。音楽に合わせて軽快に踊る彼女の姿にファンは釘付けになり、2曲を終えた直後、客席からは大きな拍手と歓声が飛んだ。
ステージで改めてファンに挨拶したキム・ハヌルは、いっぱいに埋め尽くされた客席を一望。そこで語ったのは、ファンミーティング開催に際しての自身の心情とファンへの感謝だった。
「事務所と初めてファンミーティングに関する打ち合わせをしたとき、ファンの方々とお会いできることにワクワクした一方で、不安もあったんです。“本当に私のファンミーティングに来てくださるのかな”って。でも、こうして多くの方にお越しいただいたのを見て本当に幸せですし、私の力になります。ありがとうございます」
引退後は周囲から「引退を後悔したことはなかったんですか?」と問われることも少なくなかった。