TRAVEL

2026.06.24

タイの挨拶「ワイ(合掌)」モチーフの極上ホテル「ローズウッド バンコク」の魅力とは

タイの挨拶「ワイ(合掌)」をモチーフにしたユニークな建築が目を引く「ローズウッド バンコク」は、バンコクの中心部に位置する極上の星ホテル。ホテル好きがここを目指す理由に迫った。

ローズウッドバンコク 素敵なホテル
バンコク・スクンビット通り沿いという抜群のロケーションも魅力。世界のベストホテル2025で62位にランクインした。

バンコク中心部で非日常を味わう

直行便で東京から6時間ほど。タイのバンコクは、ビジネスパーソンにとって、最も親しみのある海外都市のひとつと言っていいのではないだろうか。

王室文化をバックグラウンドとした様式美。アジアをリードするグルメに、伝統的マッサージをはじめとした奥深い癒やしの文化。眠らない街は万華鏡のように、いくつもの魅力を放ち続けている。

そんなバンコクは、大きくわけてふたつのエリアで構成されている。王宮や名刹ワット・ポーなどが点在するチャオプラヤー川エリアの旧市街と、日々変化する繁華街であるスクンビット通り沿いの新市街だ。旧市街は川を通る水上バスが、スクンビット通りはその上を走る「スカイトレイン」と言われるBTSが交通の要となっている。

多彩な魅力あふれるバンコクで、限られた滞在時間を最大限有効に使うにはホテルを味方につけるのが、スマートな選択と言っていいだろう(なにせこの都市の渋滞はすさまじい)。ホテルの魅力は、なにもステイだけにないことはもはや常識。都市の息吹も癒やしも美味しいものも、ホテルはある意味メディアとなって一ヵ所に集めてくれていると捉えることもできる。

ウルトララグジュアリーなホテル&リゾートブランドとして、グローバルに展開するローズウッドホテルズ。2013年に開業した「ローズウッドバンコク」は、BTSのチットロム駅に直結しており、バンコク名物の渋滞のストレスなくアプローチできる。そして極上のキュレーションにより、旅人が忘れられない体験を用意してくれているのだ。

シグニチャーレストランは、チャイニーズの「Nan Bei(ナン ベイ)」。評価の高いレストランは、サロンのような社交の場でもあることが多いが、このバンコクの街を眼下に望むグラン・メゾンもまた、地元のエグゼクティブたちで連夜賑わいを見せている。

巨大なチャイナタウンを擁すバンコクは、歴史的にも中国文化圏との関わりが深いが、食文化においてもその深さを感じさせてくれる。「Nan Bei」では、広東・四川・湖南といった中国各地の味わいがメニューに並ぶ。前菜からメインまで魚介も肉料理も、確かな技とモダンなプレゼンテーションで楽しむことができる。

ここだけしか体験できないウェルネスコンテンツ

ローズウッドホテルズのスパはそれぞれのプロパティで独自性を持っているが、バンコクの「Sense, A Rose Wood Spa」のシグニチャートリートメント「Signature Sense of Ploen Massage with Warm Oil」もまた、ここ限定のメニューである。

温められたオイルを使ったマッサージは、タイ古式マッサージと、スウェディッシュ・マッサージを融合させた独自のメソッドで、ストレッチと長いストロークによるマッサージは疲労のリカバリーはもちろん、深いリラクゼーションをもたらしてくれるようだ。

ラグジュアリーホテルにおいて、スパつまりウェルネスコンテンツへの期待度と注目度は年々上がっているといっていい。タイは癒やしの文化に対する探求の歴史があるが、ここでしか体験できない「Signature Sense of Ploen Massage with Warm Oil」は、確かな背景を今のニーズというフィルターに通しながら、ラグジュアリートラベラーに確かに応えてくれる。

男女比は半々という事実も、美容的観点のみならずリラグゼーションやリカバリーにおいてもゲストからの評価が高い現れなのだろう。

ローズウッドホテルズのブランドコンセプトは、環境への配慮、アートの礼賛やその土地の息吹を感じられることなどが大きな柱となっているが、ローズウッド バンコク3階の「The Gallery」は、ホテルでキュレーションしたタイの現代アートが並んでいる。

しかもロケーションは、BTSの駅とホテルエントランスをつなぐアプローチ。タイの気鋭のアーティストの作品が展示されており、なかには彼の国の歴史や手仕事を下敷きにしたものも散見。現地のアート事情をうかがい知ることができるようになっているのだ。

魅力的なバンコクの街を思う存分楽しむためには、時間がいくらあっても足りない。しかしローズウッド バンコクというホテルによって、あらかじめ極上のキュレーションがされているというのは、寸暇を惜しみながらしかも最高のものを体験したいと思うトラベラーの、大いに頼りになる存在である。

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