遊べて泊まれるテーマパークのような老舗ホテルが、溶岩台地の島、ハワイ島にはある。大人も子供も満足させるそのしかけとは!?
ホテルの中に列車と船が走る! 童心に返るハワイ島「ヒルトン・ワイコロア・ビレッジ」
ハワイ島でのバカンス。海風にふかれてホテルのラナイでのんびり過ごすのか、それとも身体を動かすアクティビティを楽しむのか。同行者と意見が分かれることもあるはず。東京ドーム5つ分という超広大な敷地面積を誇るハワイ島のヒルトン・ワイコロア・ビレッジなら、そのどちらの希望も叶えてくれる。
青く深い海が目の前のコハラコースト沿いに建つこのホテル、ロビーでチェックインを済ませたゲストたちの前にやってくるのはなんと列車。広大な敷地の中に2つのホテル棟、1つのタイムシェア棟、11のレストランにショップ、コンベンションセンター、2つのプールなどさまざまな施設が広がるため、行き来しやすいようにトラムが走っているのだ。
さらに、敷地内には運河が流れ、その中を船が進む。トラムだけではなく、このキャナルボートに乗って宿泊するホテル棟まで向かうこともできて、まるでテーマパークにやってきたような気分、大人だってワクワクしてしまうことは間違いない。
それもそのはず、このホテルの設計者は、ディズニーランドを手がけた人物なのだという。プールにかかる大きな吊り橋や滝など、まさにテーマパークのような空間もあって敷地内を探検するのも楽しい。1988年に開業したこのホテル、ハワイの他の島やアメリカ在住者にとっては、ファミリーで来たことがある人も多く、家族の思い出の場所になっている人もいるんだとか。
イルカと泳いで、ゴルフざんまい!
ホテルの中央にあるのは、透明で美しい海の水をそのまま引き込んだ16190㎡のラグーンプール。海からやってきたウミガメや色とりどりの魚たちをシュノーケリングで眺めることもできる。カヤックやパドルボード、ウォーターバイクなどのレンタルもあり、子供だけではなく大人たちも、水面で思いっきり童心に返って遊んでいる。
さらにそのラグーンプールの一角では自由に泳ぎ回っているイルカが8頭。ここで彼らと一緒に泳ぐアクティビティ「ドルフィン・クエスト」(45分$289〜)も人気だ。現在ハワイ諸島では、一部の野生イルカと接触することは禁止されているため、ハワイでイルカに触れられる数少ない場所だ。
西側のホテル棟MAKAIの一部の部屋からは、ラナイからこのイルカたちを眺めることもできて、部屋の中にいながらにして充分にテーマパーク気分を味わえる。
2019年にリニューアルされたこのMAKAIのオーシャンビューの客室からは海も目の前に見えて、ラナイでリラックスしながら1日を過ごすことだってできる。波の音と、遠くラグーンから聞こえるざわめきも心地よく、なにもしないでのんびり過ごしたいおこもり派たちも大満足は間違いない。
海やプールのアクティビティ以外にも、まだまだ遊びたい! というアクティブ派たちには、敷地内からクルマで10分のゴルフ場、ワイコロア・ビーチ・リゾート・ゴルフがおすすめ。オーシャンフロントに位置する9ホールのコースが3つあり、全27ホールを1日でプレーすることだって可能だ。年間のほとんどが晴れ(ただし時々スコールはあり)だというハワイ島で思いっきりゴルフを楽しむのもいい。
アクティブ派もおこもり派もワクワクさせるテーマパークのようなホテル。ハワイ島滞在の際には、ぜひ選択肢にいれておいてほしい場所だ。