131階の超高層住宅から、フィヨルドに佇む集合住宅まで……。斬新なデザインで、建築史に名を残すであろう世界のレジデンスを編集部の独断と偏見で選び紹介する。今回紹介するのは、タイ・バンコクの「キングパワー・マハナコン」。【特集 超絶レジデンスとシェア別荘】

バンコク|キングパワー・マハナコン
バンコク最大のビジネス街シーロム・サトーン地区に聳(そび)える「キングパワー・マハナコン」は、まるでピクセルが削り取られたような立方体のくぼみが印象的な超高層ビルだ。高さ314m、78階建てで2016年の竣工時にはタイで最も高い建物であった。バンコク都心を走る高架鉄道BTSのチョンノンシー駅直結、最上階にはガラス床の展望デッキ「スカイ・ウォーク」があり、観光名所としても人気を集める。
23階から73階にはザ・リッツ・カールトン・レジデンスが入り、大理石のキッチンやバスルームなど贅を尽くした内装になっている。上層部のペントハウスは4ベッドルーム完備、バンコクでトップクラスのラグジュアリーな暮らしを体現する住まいといえる。

この記事はGOETHE 2025年12月号「総力特集:超絶レジデンス+シェア別荘」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら

