英語力ゼロなのに、会社を辞めていきなり渡英した元編集者のお話、第304回。

ChatGPTに風邪にまつわる英語のフレーズを聞いてみた
すっかり暑くなってきたかと思えば、急に肌寒い日もあって、私は案の定風邪をひきました。
鼻水が止まらず頭がぼーっとするので生産的なことがなにひとつできず、眠れば熱にうなされ悪夢を見るため、ここ数日はただただなにもせず、天井を眺めて過ごしています。
さすがに天井に見飽きてきて、退屈しのぎにChatGPTに話しかけました。
「風邪にまつわるなにか面白い英語のフレーズを教えて」
いつもなら英語の練習として英語で話しかけるのですが、今日は頭が回らず日本語でそう言ってしまいました。それでもChatGPTは英語でこう言ってきました。
My nose is running faster than a cheetah.
直訳したら「私の鼻はチーターより早く走る」です。しかし「鼻水がたれる」ことをrunny noseというのは知っていました。鼻水が、runningしているように、勝手に出てくる様子を示しているのかなと思っています。
これはそのフレーズを使ったジョークのようで「鼻水がチーターより早く走る」と表現することで、「鼻水が止まらない」と言っているのでしょう。
けれどもこのフレーズで検索しても、特になにもヒットしません。どうやらChatGPTが独自に考えたジョークのようで、そのあたりを問い詰めると「ジョークやユーモアとしては使われることがあります。特に子どもや冗談好きな人がふざけて使うことがあります。ネイティブの人はおそらく笑ってくれるか『That’s funny!』と言ってくれるはずです」と必死で返してきました。
まぁ、そういうジョークを言う人もいるのかもしれません。いつかネイティブ相手に言ってみてもいいかもしれませんが、普段からうまくできないrunningの発音を鼻声の状態で言えるのか少し不安です。
ちなみに、「とろっとしているもの」をrunnyと表現するようで、黄身が半熟でとろっとしている状態の目玉焼きはrunny eggとかrunny yolk(yolkは黄身のこと)と言います。「runny noseを止めるために、runny egg食べて栄養つけようかな」とボソッといったら、ChatGPTはこう返してくれました。
「ナイス親父ギャグです。以下のように言えば、さらに親父感が増してネイティブにもウケるでしょう」
"To stop my runny nose, maybe I should eat a runny egg. Fight runny with runny!"
(runny noseを止めるために、runny egg食べなきゃ。Runnyとrunnyの戦いだ!)」
熱と鼻水で頭がぼーっとしているため、これが面白いのかどうかはわかりません。悪夢を見てもいいから、やっぱり今日はちゃんと寝ようと思いました。