MAGAZINE &
SALON MEMBERMAGAZINE &
SALON MEMBER
仕事が楽しければ
人生も愉しい

AND MORE

2024.02.26

冷えた足!? 海外出張が不安な私に英国人が言った“get cold feet”の意味ってなんだ?

35歳・英語力ゼロなのに、会社を辞めていきなり渡英した元編集者のお話、第237回。連載【英語力0.5レッスン「人のEnglishを笑うな」】とは

英語力ゼロレッスン 第237回
Illustration=Norio

自分で結婚すると決めたのに感じてしまうこと

本日から2週間、1年ぶりの海外出張にでかけます。

英語をほとんど勉強していなかった1年でしたから、向こうの人と会話できるのか、仕事になるのかとても不安です。さらに旅程も複雑で、1日ごとにホテルが変わり、その国の国内線に乗って移動もしなければなりません。ホテルを間違えたり、フライトの時間や空港を勘違いしたりしないか、不安もあります。

出発前、付け焼き刃ですが、入れたオンライン英会話で「海外出張はすごく楽しみだったけど、出発が近づくにつれて面倒になってきたし、緊張してきた」と先生に言ったら、こう返されました。

Oh! You get cold feet!

cold feetなので「冷えた足」ということでしょうか。

確かにこの季節、オンラインレッスンをしているデスクの下の足が冷えるので、そのことを言っているのかもしれません。

でも出張の話とはあまりにかけ離れている気がします。

get cold feet=おじけづく

という意味でした。ケンブリッジの英英辞典にはこう意味が説明されていました。

to suddenly become too frightened to do something you had planned to do, especially something important such as getting married(自分で計画していたことが、突然に恐ろしく感じること。特になにか重要なこと、例えば結婚など)

「自分で結婚すると決めたのに、直前になって恐ろしくなる」というような時に使われる言葉だということ。例文ではなく意味の解説に、具体的な例が書かれている珍しい解説文です。今回の私の海外出張は、結婚ほど重要な事態ではないにしろ、「自分で行くと決めたのに、直前になっておじけづいている」という状態なので、英語教師はget cold feetを使ったのでしょう。

確かに旅行とか、デートとか、楽しみなことでも直前になると面倒くさくなったり、怖くなったりすることはよくあるので、けっこう使えるフレーズかもしれません。

“get cold feet”を克服するには……

おじけづいた今の私のメンタルを、なんとかポジティブな方向に持って行きたく、レッスン後“how to overcome getting cold feet(コールドフィートを克服する方法)”と入れて検索してみました。しかし、どうにも“Wearing warm socks(暖かい靴下を履け)”以外に答えがでてきません。検索の仕方が悪いのでしょう。

けれどもフライト中は足元が冷えるでしょうから、検索結果がおっしゃるように、暖かい靴下を履いていきたいと思います。

連載【英語力0.5レッスン「人のEnglishを笑うな」】とは……
35歳・英語力ゼロなのに、会社を辞めていきなり渡英した元編集者による英語力0.5レッスン「人のEnglishを笑うな」。「その英語力でよく来たね(笑)」と笑われて2年後、英語力未だ0.5であえなく帰国。だけど日本にいたって、きっともっと英語は覚えられる! 下手でもいいじゃない、やろうと決めたんだもの。

↑ページTOPへ戻る

この連載をもっと読む

連載
英語力0.5レッスン「人のEnglishを笑うな」

英語力ゼロのまま渡英、行けばなんとかなると思いつつなんともならなかった2年間のイギリス生活。帰国後はせっかく覚えたいくつかの英単語も忘れ去り、それでも時々は英語と格闘してみる現在、40歳。いつかはうまくなりたいから、恥を忍んで今日もブロークンイングリッシュ。下手でもいいじゃない、やろうと決めたんだもの。

TEXT=MOMOKO YASUI

PICK UP

STORY 連載

MAGAZINE 最新号

2024年6月号

ボルテージが上がる! 魂のハワイ

2024年6月号表紙

最新号を見る

定期購読はこちら

MAGAZINE 最新号

2024年6月号

ボルテージが上がる! 魂のハワイ

仕事に遊びに一切妥協できない男たちが、人生を謳歌するためのライフスタイル誌『ゲーテ6月号』が4月25日に発売となる。今回のテーマは、安息と刺激が共存するハワイ。オアフ島に加え、ハワイ島、ラナイ島と3島にわたるアイランド・ホッピングを総力特集! 知る人ぞ知る、超プライベートリゾートから、新しくオープン&リニューアルしたホテル情報、最旬グルメ、死ぬまでに一度はみたい絶景、最新ゴルフ場事情など、今知りたいハワイを完全網羅する。 表紙は、ソロアーティストとして新たな道を突き進む、三宅健と北山宏光のふたりが登場。

最新号を購入する

電子版も発売中!

定期購読はこちら

SALON MEMBER ゲーテサロン

会員登録をすると、エクスクルーシブなイベントの数々や、スペシャルなプレゼント情報へアクセスが可能に。会員の皆様に、非日常な体験ができる機会をご提供します。

SALON MEMBERになる