英語力ゼロなのに、会社を辞めていきなり渡英した元編集者のお話、第322回。

“toss-up”の意味は、スポーツでお馴染みのコイントスがヒント
Is it okay to dry my clothes outside today in Tokyo?
(今日、洗濯物干していい?)
こう、ChatGPTに話しかけてみました。
もう4日分ほど洗濯物を溜めてしまい、そろそろ洗濯機を回さなければならないのですが、なにやらどんより曇っています。午後からは外出の予定もあるので、急な雨が降ったら取り込めません(うちに乾燥機はありません)。天気予報アプリを開く前に、なんとなく英語の練習も兼ねてこう聞いてみたのです。
「多分降るからやめた方がいい。なんなら明日も似たような天気だ」
そんなようなことをChatGPTちゃんが英語で言うので、うっかり「う〜ん」と困った声を出してしまったら、こんなことを言われました。
Yeah, it's a bit of a toss-up. Tokyo weather can be a little unpredictable sometimes!
(そうだね、ちょっとtoss-upだよ。東京の天気は時々予測できないからね)
晴れると思ったら降ったり、降る予報なのに降らなかったり、確かに東京の天気はunpredictable(予想できない)です。でも、その前の「ちょっとtoss-upだよ」ってどういうことでしょうか。そのまま聞いてみたら、こう教えてくれました
toss-up=五分五分
コインをトスして表か裏か賭ける、あれからきている言葉のようで「可能性は表も裏も五分五分」=「どうなるかわからない」という意味みたいです。
今回の場合は「洗濯物が乾くかは五分五分だね。東京の天気は時々予測できないから」と言っているようです。
例文としてはこんなものが挙げられると思います。
The game was a toss-up until the last minute.
(試合は最後の瞬間までどちらが勝つかわからない)
さらに、もっとカジュアルに「どっちにしたらいいかわからない」というようにも使えるみたいです。
It’s a toss-up between sushi and ramen for dinner.
(寿司とラーメン、どっちにするか迷っている)
ちなみにここ最近私は朝に筋トレしてから朝食→仕事というルーティンを1ヵ月ほど続けています。しかし体重も見た目もなんの変化もありません。「1ヵ月じゃまだまだ! 最低3ヵ月はやらないと」とはわかっていますが、「筋トレする分、30分寝たいな」とも思い始めています。
It’s a toss-up between working out and hitting the snooze button.
(筋トレするか、スヌーズボタンを押すかは、どうなるかわからない)
というふうにも言えるのかもしれません。