ホラン千秋の心を一瞬で掴んだ、インテリアショップ「パラッツォ・モルテーニ東京」へ

仕事に邁進するビジネスパーソンが、ふと閃きを得られる場所に毎月ホラン千秋が突撃取材！話題のスポットを紹介する本連載「ホラン千秋の閃き空間」。今回は、インテリアショップ「パラッツォ・モルテーニ東京」へ。

パラッツォ・モルテーニ東京のテラスに立つホラン千秋さん — テラスにはアームチェア「Petalo」などアウトドア家具が。一日中ここで過ごしたい！

建物から空間すべてにいたるまで、理想の寛ぎを体感できる

日々、インスタで素敵なインテリアをリサーチしているインテリアファンな私ですが、海外のホテルなどに入った途端、もう一瞬にしてその空間に心を摑まれることがあります。それはきっと、単体の家具だけではなく、空間すべてが醸しだす特別な世界観があるから。

そんな空間を体感できる場所が、南青山にオープン。それがイタリアの総合インテリアブランド「Molteni＆C（モルテーニ）」のフラッグシップストア、パラッツォ・モルテーニ東京です。

エントランスを入れば、出迎えてくれるのはヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンやジオ・ポンティ、ジャン・ヌーヴェルなどの名建築家・デザイナーによるブランドを代表する家具。そして地下には大人数をもてなすことのできる広いリビングと3つのキッチンからなる「SALA GRANDE（大広間）」が。

2階には、美しくかつ機能的に収納できるウォークスルークローゼットや居心地よいラウンジエリアも。さらに専用エレベーターでアクセスできる3階の「MOLTENI＆C APARTMENT」では、160㎡の広さにリビングから寝室・浴室までが揃い、モルテーニのある生活をそのまま体感できるフロアに。

どの空間も素敵なのですが、なかでも私のお気に入りは、テラスのアウトドアリビング。松やモミジなど日本ならではの植栽とともに上質なアウトドアコレクションが並び、オープンエアの心地よい過ごし方を知ることができるはず。

パラッツォ・モルテーニ東京地下の「SALA GRANDE（大広間）」 — 大人数のゲストをもてなすリビング＆キッチンを設えた地下の「SALA GRANDE（大広間）」。

パラッツォ・モルテーニ東京の1階 — ゲストを最初に迎える1階には、モルテーニの代表的なモデルや、これまでコラボレーションしてきたデザイナーたちの作品が並ぶ。

パラッツォ・モルテーニ東京のウォークインクローゼット — 機能的かつ美しく見せることができるウォークインクローゼットは、間接照明としての演出力も魅力。ガラスドアで空間を仕切ることもできる。

パラッツォ・モルテーニ東京のキッチンショールーム — 奥のキッチンで下ごしらえを行い、リビングに面した手前のキッチンでは出張シェフが調理を披露するなど、多彩なおもてなしを提案。

暮らしを彷彿とさせる3階「モルテーニアパートメント」のリビングには、ヴァン・ドゥイセンのソファ「AUGUSTO」が。

パラッツォ・モルテーニ東京に展示された椅子”D.153.1” — 1953年にデザインされた椅子“D.153.1”など、モルテーニが製作するジオ・ポンティのアーカイブ作品も。

実はこの建物自体もモルテーニのクリエイティブ・ディレクター、ヴァン・ドゥイセンが一から設計したもの。パラッツォ＝邸宅の名のとおり、そのすべてでモルテーニのつくりだす世界観が表現されているショップなのです。ソファに身を委ねながら、私ならこのシェルフにはあれを置いて、椅子の位置はあそこに……と、もう妄想が止まりません（笑）。

そんな“邸宅”は予約制。落ち着いて贅沢な時間が過ごせるパラッツォ・モルテーニ東京で、空間が与える特別な豊かさを体感してください！