そばがら、パイプ、綿、羽毛……枕の素材はいろいろあるが、一般的なものとは異なる素材を使っているのが「ブレインスリープ ピロー」だ。極細の糸を立体的に編み込んだ独自の素材でつくられた枕を求めて「ブレインスリープ 東京ミッドタウン八重洲店」へ。そこは枕を試すだけではなく、自分の睡眠を知り、眠りについて学び、さらには睡眠専門の鍼施術まで体験できる、まさに“睡眠のテーマパーク”だった。【特集 睡眠投資2026】

専用ディスプレーに全身を映して、自分に合う枕の高さを知る
ブレインスリープは2019年に創業した昨今の睡眠ブームの牽引者ともいえる“睡眠ソリューション総合企業”。2026年4月には同社初のラボ型リアルストア「ブレインスリープ 東京ミッドタウン八重洲店」がオープンした。
高級感と清潔感ただよう店内には、枕やマットレス、スリープウェアだけでなく、良質な睡眠のためのガジェットやサプリなど、多様な商品が並ぶ。
「ブレインスリープは、睡眠の正しい知識を日本に広げ、睡眠課題を解決することを目的に誕生した会社です。この店舗も寝具を体験できるというだけではなく、睡眠について知っていただく、興味を持っていただればという思いでオープンしました」(ブレインスリープ 広報兼スリープナビゲーター・伊藤さん)
まずはスマートフォンで、睡眠に関する自覚症状や睡眠習慣に関する質問に回答。
「スリープインサイト」と名付けられたこのサービスは、累計7万人以上のデータと比較し、睡眠の傾向や弱点を把握するもの。回答内容にあわせて、おすすめの枕やウェアなども提案される。
「主観的な“寝やすさ・心地よさ・寝起きの気分”などに客観的なデータを組み合わせることで、それぞれにとっての最良の睡眠を導きます。良質な睡眠には、そのどちらも欠くことができないんです」(伊藤さん)
続いて体験するのが、店内にある専用ディスプレーだ。
これは、ブレインスリープが蓄積してきた知見・データ・テクノロジーを集約した、独自の体験型オリジナルサービス「スリープミラースキャン」。専用ディスプレーに全身を映し、腕を動かして指示するだけで体型・体格を非接触で計測できる。そして、3種類の高さのなかから、自分に最適なピローの高さを教えてくれる。

オリジナル枕を初体験。驚いたのは通気性抜群
「スリープインサイト」で枕の種類、「スリープミラースキャン」でタイプが決まると、専用ディスプレーの近くにあるベッドで実際に頭をのせて試用することもできる。
まさに主観と客観、両方から自分に合う枕を探していく。こうして出合ったのが「ブレインスリープ ピロー」だ。
極細のポリエチレン糸を立体的に編み込み、スプリング状に成形した独自構造。頭部に熱や湿気がこもりにくいよう設計されているという。頭をのせる中央部はふんわり柔らかく、両端に向けて少しずつ弾力が増していく。

スリープミラースキャンで勧められた「STANDARD」の高さは、普段使っている枕に比べると、高いようにも感じた。ところが、実際仰向けに寝てみると、首から後頭部にかけて心地よくフィットする。
そして横向きになったときに感じるのが、この枕独自の通気性。耳周辺に感じる涼しさが心地よく、呼吸もしやすいように感じた。
睡眠の質は「眠り始めの90分」に左右されるとも言われている。確かに、この枕なら仰向けでも横向きでも暑さや群れを気にすることなく、スムーズに入眠できそうだ。

枕だけじゃない。店内で睡眠相談から鍼施術まで体験
この枕だけでも十分よく眠れそうに思えたが、この日はさらに睡眠の資格を持つ「スリープナビゲーター」に睡眠改善策を相談。
そして、店内に併設された睡眠改善に特化した鍼施術・ボディケアを提供する、睡眠専門鍼灸院「ブレインスリープ コンディショニングスタジオ」で、鍼施術も体験した。

自覚症状はなかったが、鍼灸の国家資格と睡眠資格を持つ専任スタッフによると、普段の不規則な睡眠で頭も首肩もカチカチに固まっているという。
約60分間、頭部と首への鍼施術を受ける。首から肩、背中にかけての筋肉がほぐれ、血流が巡っていることを実感。全身がポカポカと温まり、まさに極楽気分だ。終わった瞬間、「このまま施術台で昼寝をさせてほしい」と言いたくなるくらい全身がリラックスできた。
これだけやって、今夜は眠れないはずはない。枕だけでなく、「スリープインサイト」でおすすめされたスリープウェアやアイマスク、腹巻などとともに帰宅。
眠りについて学び、知ることは楽しかったし、普段の生活習慣を見直すきっかけにもなった。あとはとにかく寝るだけ。最高の眠りに期待したい。
クーラーの冷気が枕を通り抜ける
ブレインスリープピローで寝始めたのは、まだ残暑が厳しかった頃。クーラーの効いた室内でブレインスリープピローに頭をのせると、枕の中まで涼しい風が通り抜けているような気持ちよさ。頭部はもちろん、熱気がこもる首周りが涼しいのも快適だ。
これまで寝入るまでに15〜20分程度はかかっていたが、ブレインスリープを使ってからは気がついたら寝ている。5分もかかっていないのではないだろうか。睡眠時間はこれまでどおりだが、朝のコンディションは快調で、脳みそも目覚めた瞬間からスイッチが入る状態。スリープウェアやアイマスクの効果もあるのだろう。
暑い季節だけでなく、寒くなっていくこれかの季節にこの通気性抜群の枕がどんな眠りに導いてくれるのかということも楽しみにしたい。
フィット感 ★★★★★
心地よさ(やわらかさ) ★★★☆☆
通気性 ★★★★★
寝返り ★★★☆☆
◆ブレインスリープ 東京ミッドタウン八重洲店
2026年4月にオープンしたラボ型リアルストア。広々とした店内には、外国人観光客も多く訪れ、日本の“スリープテック”に興味津々だとか。
住所:東京都中央区八重洲2-2-1 東京ミッドタウン八重洲2F
営業時間:11:00〜21:00
◆睡眠専門鍼灸院「ブレインスリープ コンディショニングスタジオ」
「眠れる身体をつくる」ことを目的に、国家資格を持つスペシャリストが睡眠に特化した鍼×ボディケアを提供。ベーシックコース60分¥11,000(要予約)。
住所:東京都中央区八重洲2-2-1 東京ミッドタウン八重洲2F
営業時間:12:00〜21:00、土曜・日曜・祝日11:00〜20:00








