筋肉美をもつ女神シリーズ34人目は、パク・ナウン。連載「マッスル美女」とは……
虚弱体質から美ボディ・コンテストグランプリに！
「健康美の若きラスボス登場」
「グランプリも認めた“美しいビギニ女神”」
「“美しいビキニとボディラインを誇示」
これは2023年10月7日に韓国のニュースサイトで配信された記事のタイトルだ。
記事の主人公パク・ナウンは「予約が取れないピラティス・インストラクター」として有名だが、そんな彼女もかつては10分歩くだけでバッテリー切れになってしまうほど体力がない虚弱体質だったという。
「このままではマズいと思って何かスポーツを始めようとジムに通い始めると、体力がつくだけではなくボディラインの管理にも役立ち、トレーニングが生み出す価値を実感するようになりました」
そして、そのジムでピラティスに出合う。体を動かす楽しみを知ってしまった彼女がピラティスにハマるのはある意味、必然だった。
「ピラティスは見た目よりも筋力が必要で、たくさん体を動かさなければならなかったので大変でしたが、やればやるほど体力や技術が身に付くのでガッツリとハマってしまって。そして、ピラティスのインストラクターになりました。以前は食事のメニューや量を調整しながら体重や肉付きを整えていましたが、ピラティスを始めてからはボディラインに曲線ができるようになりました。体力もつき、ストレッチなども習慣化されたので体も柔軟になりましたね」
まさに一度で三度の効果があったピラティス。それだけにやめられるわけかない。気が付けばピラティスの世界にどっぷりとのめり込み、その効果をさらに倍増させようとウェイトトレーニングも並行して行なうようになった。
逞しさよりも柔軟さ
「特に重点的かつ意識的に鍛えているのは、お尻周りです。ヒップは女性の美しさを確実にお見せできる部位でもあるので、特に神経を使っています。トレーニング中にヒップラインが美しい女性の姿を見ると、刺激されて、トレーニングにも熱が入りますね」
そんな熱心な姿がジム・トレーナーの目に留まり、美ボディ・コンテストへの出場を提案された。2023年10月には韓国で行われた「2023 マッスルマニア・フィットネスコリア・チャンピオンシップ」でミス・ビキニ部門グランプリを受賞。その秘訣について彼女は笑顔を浮かべながらこう話す。
「私の場合はピラティスとウェイトトレーニングを並行させながら、体をシェイプしたのですが、筋肉を鍛えて作り上げるというよりも、ストレッチ中心のトレーニングメニューに変えました。もともとマットの上で体幹トレーニングをすることも好きでしたが、その時間もストレッチに割くようにしました。逞しさよりも柔軟性を重視。それが功を奏したのかもしれませんね」
もっとも、本番前後は緊張の連続。その緊張で喉をカラカラに乾かしながら、パックステージで出番を待っていたという。
「緊張のせいでしょうか。大会中は一日中、ノドが乾いて大変でした。断食の経験はありましたが、水を我慢するということはかなりしんどく厳しかったですよ。ただ、それでもグランプリを受賞して報われたのですから、今はハッピーです。ボティコンテストは他人との戦いではなく、自分との戦い。これからも機会があれば、ぜひ挑戦したいと思っています」
実際、すでに次の大会出場のための準備をスタートしている。毎日ジムに通い、最近は新しいトレーニングも取り入れているという。
「アイドルたちがステージや歌番組で披露するダンスパフォーマンスのレッスンを受けています。アイドルのダンスを踊っているとストレス解消にもなるし、有酸素運動としても最適ですからね。NewJeansのミンジのファンなので、彼女たちの楽曲を聞きながら、ダンスも学んでしますし、仕草も研究しています」
人気ガールズグループNewJeansの楽曲に合わせてウェイトトレーニングに汗をして、体を鍛えるパク・ナウン。突如として韓国の美ボディ・コンテストに現れたピラティス美女の今後はさらに期待できそうだ。
■連載「マッスル美女」とは……
健康志向が高まり、体を鍛える人が増えている昨今。お隣・韓国でも全国各地で大小さまざまなボディビル大会や"美ボディ･コンテスト"が開催されており、ここから輩出された"マッスル美女"たちが脚光を浴びている。美しくもしなやかな筋肉美をもつ女神をシリーズで紹介する。
