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2023.04.05

謎のベールに包まれた究極のゴルフ場「ザ セイントナイン 東京」に、メディア初潜入

HPやSNSでの情報発信をいっさいしていないにもかかわらず、今ゴルフ好きたちの間で噂となっているザ セイントナイン 東京。コースの情報はおろか、会員募集要項さえも明らかにされていない完全紹介制の超ラグジュアリー会員制組織が、ついにベールを脱ぐ!

「ザ セイントナイン 東京」の外観

4月オープン! すべてが規格外の非日常がここに

千葉・市原ののどかな道をクルマで進んでいると、突然、要塞のような建造物が目に飛びこんでくる。周りでは多くの建機と作業員が忙しなく動き、工事特有の音が広い空に響いては消えていく。

謎のベールに包まれた究極のゴルフコース、ザ セイントナイン 東京。2023年4月29日のオープンに向けて目下工事が進められているなか、完成前にゲーテのみが現地取材を許された。建設途上ではあるが、「都心から1時間圏内の地に、真にラグジュアリーなゴルフ場をつくる」という当コースのコンセプトは、そこかしこから存分に伝わってくる。

取材日は、外観はもちろんクラブハウスの中も内装作業の真っ最中。美食の王様・来栖けい氏が全面プロデュースを手がけるレストランや広大なテラススペースは、既にそれとわかるほどになってきており、またメンバーが好きなワインを持ってきて置くこともできるというワインケーブは広く、ゴルフコースに似つかわしくないほどの規模を感じさせる。

クラブハウス内からコースを望む

クラブハウス内から、湾曲したガラスを通してコースを望む。実は空から見ると、クラブハウス全体が9の形につくられている。

ティーイングエリア

ティーイングエリアの距離表示やティーマークは、雰囲気を損なわないシンプルなものに。

到着後に案内される個室は、シャワーやトイレ、テラスまでも完備。全18室(57㎡のスイートルームが16室、101㎡のパノラマスイート1室、ペントハウスは456㎡)が整然と並ぶ様は圧巻であり、もはやラグジュアリーホテルのようだ。これらの個室はロッカーも兼ねており、スマートフォンを介してスムーズにチェックイン・アウトも可能。

ゲストを出迎えるホスピタリティの基準も高い。クラブハウス内で働くスタッフにゴルフ場出身者はおらず、一流ホテルや航空会社での経験を有する人物ばかり。それはキャディーの大半も同様で、「技術はあとから教えられるが、ホスピタリティは教えられない」という、サービス部門責任者の考えによるリクルーティングの証だ。また、某有名ゴルフ場の27ホールの跡地を「原型を留めない」までに改造。そのコースでは日本でも有数の美しさと戦略性の高さが光る18ホールを堪能できる。

メンバーは450人限定で会員権の価格は3000万を優に超えるが、オープン前にもかかわらず応募が殺到。既に錚々(そうそう)たる著名人・経営者が名を連ねており、残りは100枠とのこと。クラブハウス内には秘密の隠し部屋を用意するなど、スペシャルな仕かけも多数計画中。2023年4月末のオープン直前にもゲーテは独占取材を敢行するので、続報に期待していてほしい。

ザ セイントナイン 東京
住所:非公開
TEL:非公開
※完全紹介制 2023年4月29日オープン
 

この記事はGOETHE2023年5月号「総力特集:死ぬまでゴルフ!」に掲載。購入はこちら▶︎▶︎

TEXT=柴トシユキ

PHOTOGRAPH=筒井義昭

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