手に取った1着をさっと羽織るだけで、瞬時にスタイルがきまるのがコートの醍醐味。印象を劇的に変えたい、違う自分を発見したい。珠玉の1着は、そんな願望をもかなえてくれる。コート、着こなし編。スタイリスト・野口強による連載「The character of G」。
![2023最旬コート6選](https://goetheweb.jp/uploads/2023/11/cg-14-1200x813.jpg)
1.エルメス/コートの上質を際立たせるリュクスな黒のレイヤード
ふっくらと柔らかなカシミアを贅沢に用いたダブルブレステッドコートは、足さばきのいい深めのベントとリラックスフィットが快適な着用感を実現。ウールフランネルのジップアップシャツ、ラムスキンのパンツと、異なる黒の質感を楽しめる。
![エルメスのコート](https://goetheweb.jp/uploads/2023/11/cg-14-01.jpg)
2.コム デ ギャルソン/絶妙なアイテムバランスで軽快&小気味いいステップを
ヴィンテージライクな質感が、手持ちのアイテムと即座になじむ、縮絨(しゅくじゅう)ウールのベルテッドコート。後ろの丈を長めにしたデザインで、アイテムの存在感もさらに倍増。
![コム デ ギャルソンのコート](https://goetheweb.jp/uploads/2023/11/cg-14-02.jpg)
3.プラダ/洗練をさらなる高みへと格上げする構築力に脱帽
丁寧にバフィングされたラムスエードを、モダンなカッティングでコンテンポラリーな表情の1着に。背面の襟下にアタッチされた同素材のトライアングルロゴが、クオリティを物語る証。
![プラダのコート](https://goetheweb.jp/uploads/2023/11/cg-14-03.jpg)
4.サンローラン/相反する色のメリハリでシックなオーラがぐっと増す
ほどよいオーバーサイズが、優雅なシルエットを形作る比翼仕立てのテーラードコート。表地のヘアリーな質感とキャメルの色合いも絶妙で、インに合わせた黒アイテムとのコントラストもシックの極み。
![サンローランのコート](https://goetheweb.jp/uploads/2023/11/cg-14-04.jpg)
5.ザ・ロウ/軽やかな包容力を発揮する魅惑のダブルフェイスコート
上質と軽さが共存するカシミアのダブルフェイスを、比翼仕立てのノーカラーコートに仕立てたミニマムシックな1着。カシミアフランネルのシャツ&ワイドパンツとともに、極上の着心地が堪能できる。
![ザ・ロウのコート](https://goetheweb.jp/uploads/2023/11/cg-14-05.jpg)
6.セリーヌ オム/パリ・シックが磨き上げるウィンターマリンスタイル
肩章つき、金ボタンのマリンコートを、カシミアのダブルフェイスでラグジュアリーにアップデート。ボディにフィットしたシルエットや、膝上丈など、長く着られそうなオーセンティックなバランスも絶妙。
![セリーヌ オムのコート](https://goetheweb.jp/uploads/2023/11/cg-14-06-1200x1578.jpg)