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2026.05.08

西野亮廣がさらなる覚醒! “僕らのような中小規模のチーム”で、巨大IPとは異なる土俵で戦うためにすべきこととは。「数字で測定しきれない価値」から目を逸らさない!

西野さんのビジネス書最新刊『北極星 僕たちはどう働くか』は、Amazon書籍総合第1位、オリコンBOOKランキング1位となる話題書。“ビジネスパーソンが目を離してはいけない人物”の筆頭である西野さんの「本領」が最近、ますます発揮されている。 『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』の公開から1ヵ月を過ぎ、一日も休まずに全国各地の劇場を廻る日々の中で、次々に得られる新たな知見とは? 巨大IPに、独立系のオリジナルIPで戦う方法は、日進月歩でバージョンアップしている。今回の記事は、西野さんのFacebookの投稿から編集してお届けする。

第246回
一見すると、このような草の根的な活動は「焼け石に水」に映るかもしれませんが――。作品が“単なる消費物”から、“参加型プロジェクト”へ変わりつつある、今まさに“奇跡の時”だ!

西野亮廣

「数字では測定しきれない価値」が確かに存在する

『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』を届ける為に、2026年3月27日の公開以降、一日も欠かすことなく各地の映画館を巡り続けています。

こうした行動の背景には、僕らのようなオリジナル作品が置かれている現実があります。

既存の巨大IPや継続的に露出機会を持つコンテンツとは異なり、作品の存在そのものを認知してもらうためには、自ら足を運び、直接届けにいく以外に有効な手段がほとんど残されていない、という構造的な問題です。

一見すると、このような草の根的な活動は「焼け石に水」に映るかもしれません。

実際、短期的な興行収入や動員数といった“可視化された数字”だけを指標にするならば、その効率は決して高いとは言えない。

しかし、ここ一ヶ月走り続けてみて、確信を持って言えることがあります。

それは、この活動には「数字では測定しきれない価値」が確かに存在する、ということです。

たとえば、劇場で直接お客様と顔を合わせ、劇場スタッフさんと言葉を交わし、同じ時間を共有することで生まれる“信頼関係”があります。

これは単なる観客動員数には換算されないものですが、確実に作品への解像度と愛着を高め、やがては口コミとなり、次の観客を連れてくる“静かな推進力”となります。

また、このプロセスを通じて見えてきたのは、「届け方そのものがコンテンツになる」という事実です。

映画を“上映する”だけではなく、「どのように届けているのか」という物語が付加されることで、作品は単なる消費物から、参加型のプロジェクトへと変化していきます。

ここにおいて初めて、オリジナル作品は巨大IPと異なる土俵で戦うことが可能になるのだと思います。

行動規範が整い、意思決定のスピードが上がり、各メンバーの責任意識を底上げする、リーダーの立ち居振る舞いとは?

最後に、もう一点だけ付け加えておきたいと思います。

結局のところ、リーダーがチームの誰よりも泥臭く現場に立ち、いわゆる“ドブ板営業”を引き受けている状態は、組織全体に独特の緊張感と一体感をもたらします。

ここでいう「チームが締まる」という感覚は、単なる精神論ではなく、行動規範が揃い、意思決定のスピードが上がり、各メンバーの責任意識が底上げされることで生まれる、極めて実務的な効果です。

そしてこの状態が生み出す推進力は、他のどんなマネジメント手法とも代替しがたいものがあります。有るか無いかで、プロジェクトの進み方はまったく別物になる。

もちろん、「リーダーは現場に出るべきではない」という議論が成立する局面もあります。

組織が十分にスケールし、役割分担と権限委譲が高度に機能している場合には、リーダーが俯瞰的な意思決定に専念することが合理的だからです。

しかし、それはあくまで“そのステージに到達した組織”に限った話です。

僕らのような中小規模のチームにおいては、まだその前段階にあります。

戦略と現場が分断されることのリスクの方が大きく、むしろリーダー自身が最前線に立ち、顧客と接し、手触りのある一次情報を掴み続けることの方が重要です。

言い換えれば、現場で「足を使うこと」そのものが、組織の精度を保つための重要な装置になっている。

リーダーがどこに立つかは、組織のフェーズによって変わります。

そして今の僕らにとって最も合理的な選択は、間違いなく“現場に立ち続けること”です。

明日も劇場に行きます。

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下記の都道府県で開催が決まっています。

  • 5月28日(木)に福島
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私、西野亮廣がマイク一本で1時間半ほど喋る変なイベントです。チケットをお求めの方は、『西野亮廣全国講演会』で検索してみてください。サロンメンバーさんが作ってくださったイイ感じのホームページに飛びますので、そちらから。会場によっては、まだ、チケットを発売してなかったりしますが、そのへんはご容赦ください。

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