西野さんのビジネス書最新刊『北極星 僕たちはどう働くか』は、Amazon書籍総合第1位、オリコンBOOKランキング1位となる話題書。“ビジネスパーソンが目を離してはいけない人物”の筆頭である西野さんは、今日も『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』のプロモーションのため、朝から晩まで日本各地を走り回っている。前作の映画のときより「はるかに戦い方が難しい」と言われているのは、今の社会がどういう状況だからなのか? その中で西野さんが見出した戦い方とは? 今回の記事も、音声メディア「voicy」で配信中の「#西野さんの朝礼」から編集してお届けする。
(※今回の記事を音声で楽しみたい方はコチラ)
今回は【ドラえもんのCMすら届いてこない世界で】というテーマでお話ししたいと思います。
第244回
プレイヤーに求められているのはたった一つ――「この世界に絶望しないと決めること」!
プレイヤーに求められているのはたった一つ――「この世界に絶望しないと決めること」!

エコーチェンバー(情報の分断)は本物
今日は、表現活動をされている方に向けたエールを贈りたいと思います。
『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』を届ける日々が続いております。
20日は、朝9時の「渋谷HUMAXシネマ」に行き、その後、新幹線に乗って、「浜松」と「静岡」でそれぞれ舞台挨拶を一件ずつ。
夜は、激しい睡魔に襲われながらのYouTube生配信です。
この時期は、普段やっている仕事を全て夜中から明け方にまわしているので、どうしても23時頃になると睡魔が襲ってくるわけです。
友達からは「あまり、無理をするなよ」と言われるのですが、「今、無理をしないと、僕はこの人生でいつ無理をするんだ?」という話で、もうちょっとだけ頑張ろうと思います。
さて。
毎日毎日、本当に毎日、お客さんと膝を突き合わせたコミュニケーションをとっていると、今の時代の輪郭がよく見えてきます。
最近話題の「エコーチェンバー(情報の分断)」は本物で、たとえば、今期で言うと映画は『名探偵コナン』が、同作品史上最大のスタートダッシュを切ったわけですが、先日の講演会で「名探偵コナンの最新作のCMを見た人いますか?」と聞いてみたところ、一人も手が上がりませんでした。
皆さんはいかがでしょう?
ディズニー&ピクサーの最新作のCMはご覧になられましたでしょうか?
『ドラえもん』のCMはご覧になられましたでしょうか?
おそらく、ほとんどの方が見ていないと思います。
せいぜい、『名探偵コナン』のポスターを駅のホームで見たぐらい?
ああいった巨大IPは、広告宣伝費もかなり大きくなり、声も大きくなるわけですが、その大声ですら僕らの元には届いてこない。
プラットフォームがユーザーを沼らせる為に、ユーザーが好む記事や動画を次から次へと送り込んできて、僕らの一日は、それらの情報を消費するうちに暮れていき、隣のコミュニティーの情報はおろか、世間の情報も入ってこなくなっている。
潤沢な広告宣伝費があるわけでもない僕らのようなベンチャーにとって、この壁は想像以上に高くて、今、現在進行形で表現活動をされている方は、大なり小なり、その現実に直面していると思います。
プレイヤーに求められているのは「この世界に絶望しないと決めること」
問題なのは、この壁が「コンテンツのクオリティーが高ければ越えられる」という道徳を持ち合わせていないという点です。
こんなことを僕が言っていいのか分かりませんが、実際、『映画 えんとつ町のプペル』の今作のクオリティーは、前作とは比にならないレベルにあるわけですが、「届ける」ということに関しては、少なくとも現時点では前作の方が遠くに届いています。
おそらく、多くの表現者はこの現実に気持ちを折られると思うんです。
「いいものさえ作れば、いつか見つけてもらえる」というのが、僕ら表現者が唯一信じてきた宗教だったのに、今、それが消えかかっている。
去年の夏におこなったミュージカル『えんとつ町のプペル』で「星の歌」というナンバーがありまして、その歌の中で「風に千切れた波の記憶は、戦士たちの残響か」という歌詞があります。
舞台挨拶や「一緒に観る会」などで毎日全国各地を回る先々で、「ああ、少し前に、この場所に来た先輩方は、ここで世の中に絶望し、気持ちが折れたんだろうな」という瞬間を見ます。
今、「世間に見つからないまま消えていった良作」が昔以上に増えていて、多くのプレイヤーの心が折れている。
ここでプレイヤーに求められているのは一つで、「この世界に絶望しないと決めること」だと思います。
そこを決めきらないと、歩くことすらままならない。
なかなかハードな戦いですが、このエコーチェンバーな世界に絶望してしまったらそこで試合終了です。
お互い踏ん張っていきましょう。
『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』の観客動員数は、30万人を突破しました!
今日も頑張るぞー!
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下記の都道府県で開催が決まっています。
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私、西野亮廣がマイク一本で1時間半ほど喋る変なイベントです。チケットをお求めの方は、『西野亮廣全国講演会』で検索してみてください。サロンメンバーさんが作ってくださったイイ感じのホームページに飛びますので、そちらから。会場によっては、まだ、チケットを発売してなかったりしますが、そのへんはご容赦ください。

