どんなに高級な時計や鞄を持っていても、それを身につける装いがなおざりでは、かえって悪目立ちする結果になりかねない。誰もが憧れる名品には、それに見合った着こなしが必須である。今回はジョンロブ、トッズの名品靴とコーディネイトを紹介。【特集 テーラード2023】
1. John Lobb/ジョンロブ
英国のロックシーンにインスパイアされた今シーズン。フロントにあしらったバックルは、ジョンロブのアイコンモデルである「ロペス」のサドルと同様のオーバル型。7000ラストのシャープなルックスとネイビーとブラックのコンビネーションカラーが、洗練さを醸しだしつつ、バックルでエッジを効かせる。本来フォーマルとされる紳士靴に、攻めを感じさせる新たなジャンルの1足が誕生した。
STYLE|ほっこりした上品な装いにエッジィなスパイスを加味
コーデュロイセットアップにニットポロやスカーフを合わせ柔和に。シューズの持ち味たるエッジ感がより強調される。
2. Tod’s/トッズ
大人の余裕を感じさせる革靴の代表格ともいえるトッズの「シティ ゴンミーニ」。ガンメタルのダブルTやラバーソールが、らしさを強調する。存在感の強さが際立ちながらも、上質なベージュのスエードを採用することで、カジュアルになりすぎずに落ち着いた雰囲気にまとまっているのは流石。スニーカーが主流の現代のファッションシーンにおいて、スニーカー感覚で履ける快適さを持つ1足は、重宝すること間違いなし。
STYLE|トーンを合わせることが手軽にお洒落を気取る秘訣
ボトムスに白を差せば、すっきりとした爽やかな雰囲気を香らせる。
この記事はGOETHE2023年11月号「総力特集:型にはまらない紳士服」に掲載。▶︎▶︎購入はこちら