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ENTERTAINMENT

2022.01.28

エンドロールでジブリ泣き!──連載「宮川サトシ ジブリ童貞のジブリレビュー」

幼少期に兄から「ジブリを見るな」といわれた漫画家・宮川サトシは、40歳にしてなお、頑なにジブリ童貞を貫き通してきた。ジブリを見ていないというだけで会話についていくことができず、飲み会の席で笑い者にされることもしばしば。そんな漫画家にも娘が生まれ、「自分のような苦労をさせたくない」と心境の変化が……。ついにジブリ童貞を卒業することを決意した漫画家が、数々のジブリ作品を鑑賞後、その感想を漫画とエッセイで綴った連載をまとめて振り返る。

ジブリ7

『おもひでぽろぽろ』

ぼちぼち鍋が美味しい季節になってきました。自分なんかは最初はゴマだれで肉と野菜を中心にこってり食べて、そこそこお腹が膨らんできた頃に、ポン酢で野菜としらたきをメインにあっさりいただいて腹具合をととのえていく……という、まぁ”味変え”を楽しむ食べ方をするのですが、このジブリレビューでも、ここらでちょっと味変えをしてみようかなと。

前回のラピュタでちょっと宮崎味(こってり)でお腹がいっぱいになってきたところだったのですが、読者の方から「高畑味っていうあっさりしたのがあるんだよ!」と教えていただいので、今回はそのなかでも、いかにもポン酢っぽいというか、大根おろしとか紅葉おろしが似合いそうな無害なタイトル「おもひでぽろぽろ」でジブろうと思います。

最近はありがたいことに、出先でよく「ジブリ童貞読んでますよ〜!」と声をかけていただくことも増えてきまして、この前は「次は『おもひでぽろぽろ』観るんですよ!」と笑顔で返すと、「……あ、そうですか……じ、自分ちょっと用事があるのを思い出したので……お先に失礼します……」と、大概どの人も反応が暗いんですね。これ、もしかしたら今回選んだ「おもぽろ」って、そこまでメジャーなジブリ作品でもないのか? とやや不安になってしまいました。

なので、知らない人もいるといけないから、一応先にザックリとしたあらすじを書いておきますね。

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『魔女の宅急便』

お久しぶりです……ってこともないのですが、たった一回、高畑監督作品を挟んだだけで、月イチの連載を一回休んだような気がしています。

最近は、プライベートでも3歳になる娘と『トトロ』か『千と千尋』をよく一緒に観て過ごしています。大枚はたいて買ったBlu-rayディスクがもったいないから……というのもあるんですが、安心して子供に観せてあげられるってのがやっぱり大きいですね。

娘的には我が家のHD内にある『アナと雪の女王』の録画も観たいそうなのですが、随分前にフジテレビで放送されたそのアナ雪録画には、当時フジが猛プッシュしていた、永野芽郁さん主演の映画『ひるなかの流星』のCMが節々に挟まれてまして……女学生役の永野さんが、同級生や担任のイケメンと「口が腫れても知らんぞ! 」とバケツの水をぶっかけたくなるぐらいチュッチュクチュッチュクやってるシーンが流れるんですね。

基本CMスキップするんですが、こっちがトイレ行ってたりしてそのまま見せてしまうこともよくありまして、娘も本能を刺激されたのか、口をとがらせて見入ってたこともあったので、我が家ではフジのアナ雪は取り扱い注意となりました。

……というわけで、今月は娘に安心して見せてあげられそうな『魔女の宅急便』を観てレビューを書きました。

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『平成狸合戦ぽんぽこ』

平成最後の年の瀬、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

ここ最近、やたらと聞きますよね……この「平成最後」というフレーズ。私なんかはあんまりしつこく言われると「平成最後か……やばいやばい……」と、わけもなく焦ってしまうタチなものですから、だったら今しかないのかな、『平成狸合戦ぽんぽこ』を観るならもう今しかないんだろうな……と、タイトルに「平成」が入ったこの作品をひたすら観賞して過ごしておりました。

ただこの作品、観たことある方はもうご存知だと思いますが…そう、「あらいぐまラスカル」とか「とっとこハム太郎」のユルユル動物アニメのつもりで観たら足元をすくわれる、とんでもない”化け物”アニメだったのです。

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