新たに発表された、男性美顔器「ディズム EMS EER メディスキンケアデバイス2.0」を男性美容研究家・藤村岳が体感した。その威力を解剖する。

オンライン会議が変えた、男の顔面リテラシー
美顔器の進化が止まらない。それに伴って使用者の裾野が広がり、女性や若い男性だけでなく、今やミドルエイジ以上の男性も積極的に使っている。それもオンライン会議などで自分の顔を強制的に見せられる場面が増え、顔面リテラシーが高まったからだろう。オンオフ共に精力的に活躍しているビジネスパーソンなら、もちろん気にするべきである。
その関心は数字にも表れている。アンファーの調査によると(2026年5月、30~50代男性1,000名)では、男性の約4人に1人が美顔器に接点・興味があると回答。別の調査(同月、30~50代男性460名)では、肌悩みの1位がハリ不足、2位がたるみ。入念にケアしたい部位の1位は頬全体だった。ミドルエイジ以上の男性が気にしているのは、実は、部分的なシミやシワというよりも“顔全体の印象”ということ。
とはいえ、クリニックやエステに通う時間を作るのはなかなか難しい。そんな多忙な人への救世主が美顔器である。今回、私が試したのは、新発売の「ディズム EMS EER メディスキンケアデバイス2.0」。こちらは、男性美容クリニック D-ISMクリニック院長・薄井庸孝先生が監修したという美容医療発想のギア。顔全体の「印象管理」をテーマにした、男性の“印象を武器にする”新しい美顔器だ。

T字がI字に変わる、カミソリ感覚の設計
まず形がいい。T字型はカミソリのようで、男性には馴染みがあり、手に取った瞬間、「ああ、これは男が使う道具だ」と思った。小回りが利き、頬など広い面にもすっと当てやすい。ヘッドを縦にするとI字型になり、小鼻のくぼみにも絶妙にフィットする。モードの切り替えが色でわかるのも、直感的で助かる。
1代目を知る筆者が断言。2.0は確実に進化した
1代目も使ったが、2.0は確実に進化している。形状は似ていても、性能は格段に上がった。最大の特徴は中周波EMSだ。中周波は低周波よりも奥の筋肉を刺激するEMSで、フェイスラインを引き上げるように動かして使う。先述の薄井先生によると、「中周波EMSは、低周波EMSに比べて比較的刺激感を抑えながら筋肉へ電気刺激を届けやすい」のが特長だという。ピリピリ感が苦手という男性には朗報だ。
そして、こちらの美顔器はEMS、エレクトロポレーション、ラジオ波の3つを、このコンパクトな本体に搭載。とかく一般的な美顔器は多機能ゆえ、モードの切り替えが複雑になりがちだが、こちらはLEDの色分けで分かりやすく、初心者でも迷わないはず。
鍛える、届ける、整える。3つのモードを検証
男心に刺さるのが、モード1「鍛える」DEEP LIFT EMS(表情筋深層刺激モード)だ。鍛えるというワードは日々のトレーニングにも繋がり、美顔器の持つ気恥ずかしさを払拭してくれる。私はこの手のものに慣れているので、最初からレベル2~3で使えた。ただ、レベル3になると「効いている!」と感じるほど刺激はしっかりある。
続いてモード2「届ける」。主役はDISM独自の“EER”機能である。エレクトロポレーション、EMS、ラジオ波の3つを連動させ、美容成分が角質層の奥まで届きやすい肌環境を一時的につくる。この2.0ではRF周波数を8300kHzから9000kHzに高め、波形も見直し、美容成分が角層の奥まで届きやすい環境づくりをさらに強化した。年齢とともに変化する肌悩みに応える進化だと言える。
仕上げはモード3「整える」MICROCURRENT。肌表面を整えるモードで、毛穴の開きやたるみ毛穴などが気になる男性に特にお勧め。清潔感に直結する鼻周りや頬など、気になる部分にじっくり当ててケアしたい。
使用後の肌印象は、化粧水などを塗っただけのときとは明らかに違う。ハリとうるおいを感じるふっくらとした感触で、鏡の中の自分がきちんと“整った”ように見えた。
新搭載のモード4で、目元もしっかりケアが可能に
2.0で新たに加わったのが、モード4の「目元ケア」。眼輪筋など目周りの筋肉に合わせた、目元専用の低周波EMS(10~20Hz)を搭載し、目元をやさしく刺激する。皮膚が薄い目元に配慮した専用設計で、ハリのある目元印象へと導いてくれる
ヘッドをI字にスライドさせて変えれば、目のキワや目尻までスッと届く。ただし眼球への使用はNG。まぶたの上に滑らせないよう、取扱説明書の注意を守りたい。
直接対面はもちろんのこと、画面越しの会議では目元が暗いと、英気がないように見えてしまう。そんな目元までケアできるようになったのは、大きな進歩だ。
結論。顔印象を武器にする一台
フェイスラインのもたつきやぼんやりした印象が気になる方の日常的なケアにおすすめしたい。たとえ忙しくしていても自宅で無理なく続けやすい。約80gの手のひらサイズに8つの機能を凝縮しながら、操作はシンプル。初心者にもわかりやすく、中上級者の機能性への要求にも応えるバランスが秀逸だ。顔の印象さえも武器にしたい――そんなビジネスパーソンにとって、有力な選択肢となる一台である。


