シャンパーニュメゾン・ポメリーが培ってきた精神を受け継ぎ、歴史ある単一畑から新たなメゾンが生まれた。「クロ・ポンパドール ブラン・ド・ブラン 2017」が、2026年4月1日の一般発売を前に、早くも話題を集めている。

伝説の単一畑が持つポテンシャルを一点に凝縮
シャンパーニュの中心地ランス。その街中に、長らく特別な存在として守られてきた単一畑「クロ・ポンパドール」がある。この歴史的区画が、その名を冠した新たなシャンパーニュメゾンとして始動した。そのファーストキュヴェとなるのが「クロ・ポンパドール ブラン・ド・ブラン 2017」である。
この畑は、19世紀にアンリ・ヴァニエが植樹した由緒あるクロ(石垣や塀、垣根などで明確に囲われた単一のブドウ畑)であり、白亜質土壌と独自の微気候に恵まれている。1896年の初収穫以来、ブドウを芸術として捉える思想が脈々と受け継がれてきた。長年にわたる研究と検討の末、そのポテンシャルを一点に凝縮する形で誕生したのがシャルドネ100%の本キュヴェだ。
香りはハチミツやバニラの豊かさに、青梅やタンジェリン、ベルガモット、レモンバーベナのニュアンスが重なる。口に含むと、ミネラル感のある清潔なアタックから、絹のようなテクスチャーへと展開。余韻にはヨードとレモンの爽やかな印象が長く続く。単なるブラン・ド・ブランにとどまらず、テロワールと時間の深みを感じさせる完成度となった。
クロ・ポンパドールは、2014年にはシャンパーニュ地方の持続可能なブドウ栽培認証を取得。化学資材を極力排し、生物多様性を重視した結果、現在では130種以上の植物や多様な動物が共存している。馬による耕作や羊による除草、養蜂、猛禽類を用いた鳥害対策など、その姿勢は徹底的。パッケージもギフトボックスではなく、日常で繰り返し使えるリネン巾着で提供される。
長い歴史を誇るポメリーの精神を礎に、単一畑の価値を極限まで昇華させたクロ・ポンパドール。その第一歩となる2017年ヴィンテージは、ひとときの時間を深い余韻として残す存在である。テーブルに静かな歓びをもたらすこのシャンパーニュを、自らの人生に重ねる一本として、ぜひ手に取ってほしい。

問い合わせ
ヴランケン ポメリー ジャパン TEL:03-6205-8913

