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2024.06.20

セゾンドール|福岡通の小山薫堂が薦める、ベテランシェフのフレンチ

レストランを愛してやまない秋元康小山薫堂中田英寿見城徹が選ぶ、最強のレストランガイド「ゲーテイスト2024」。皿とともに料理人のほとばしる情熱を心ゆくまで味わいたい、“料理人の覚悟”を感じる店をご紹介。今回は福岡・高宮の『食堂 セゾンドール』。

「食堂 セゾンドール」の前山シェフ
前山シェフは現在66歳。「料理に正解はない。日頃から疑問を持ち続けることが大切」と話す。

小山「薄っぺらさがない理想のイノベーティブが福岡にありました」

佐賀県呼子出身の前山仁シェフは、料理人歴40年以上のベテラン。以前は唐津で地元の食材を使ったフレンチを営んでいたが、料理を追求するうちに九州の食材のポテンシャルの高さを感じ、2015年に九州の中心である福岡に移転。日本のわびさびの美意識をもって作られる地産地消のおまかせコースの品数は、ランチ約12品、ディナー約15品。店名に「食堂」とつけたのは、肩肘張らずにフレンチを楽しんでほしいからだという。

小山 昔は佐賀にあって、10年ぐらい前に福岡に移転したフレンチなんですけど、ここは本当に美味しいです。東京にはない感じのお店なので、フレンチが好きな人はぜひ行ってほしいですね。本当に自信を持ってお薦めできます。

秋元 どうして福岡のお店に詳しいの? 福岡はよく行くの?

小山 ラジオの仕事とかで、時々行く機会があるんですよ。

秋元 相変わらずフットワークがいいね。

小山 いえいえ。で、ここは何がすごいかっていうと、シェフは60代のおそらく後半なんですけど、すごく感性が若いんです。料理は結構イノベーティブ。そしてそれが、「イノベーティブはこうであってほしいな」と思うような感じなんです。若いシェフが作るイノベーティブはなんか薄っぺらい感じがしますけど、そういうのとは違うんですよね。「食堂」と名乗っているぐらいなので、決してすかした感じでもなくて。

秋元 福岡に行く機会があったら、ぜひ行かなくちゃね。

セゾンドール/Shokudo Saison d’or
「セゾンドール」とはフランス語で「黄金の季節」のこと。それを店名にし、気軽に楽しんでもらうために「食堂」をつけた。マネージャー兼ソムリエ庄島智子さんによるペアリングも魅力で、ワインだけでなく日本酒、焼酎などを自在にセレクトしてくれる。

住所:福岡県福岡市南区高宮1-3-32 高宮第2 オークマンション1F
TEL:092-524-0432
営業時間:ランチ12:00~、ディナー18:00~
定休日:月・火・水曜
料金:ランチ¥7,700~、ディナー¥17,600~

【特集 ゲーテイスト2024】

この記事はGOETHE 2024年7月号「総力特集:恍惚レストラン ゲーテイスト2024」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら

TEXT=小松めぐみ

PHOTOGRAPH=林田大輔

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