英語力ゼロなのに、会社を辞めていきなり渡英した元編集者のお話、第308回。

英語がわからないのか、流行についていけていないだけなのか
先日、英語学習者が見る掲示板を見ていたら「SNSで見かける略語」をまとめた投稿が出てきました。ASAP(As Soon As Possible /なるはやで)やFYI(For Your Information /参考までに)は、日本でもビジネスメールなどでよく見かけるのでわかったのですが、以下は何のことだかさっぱりでした。
OOTD
一瞬、頭の中で「大きいオニギリ食べたいです」というDAI語作文が浮かびました。形容詞でも動詞でもない「です」でDの頭文字をとるなどという雑な作文、DAIGOさんはしないでしょうから、我ながら浅はかだと思いました。それくらい予想がつかなかったのです。
OOTD=Outfit Of The Day
正解はこちらでした。「今日のコーデ」みたいなことのようで、#OOTDとハッシュタグをつけて、その日のコーディネイトを披露するのだそうです。私はファッションに疎くあまりこういった関連の投稿が目に止まらないため、知らなかったのですが、日本でもこのハッシュタグで投稿している人は結構いるようです。
英語どころか流行にも疎いのでSNSで使われている略語は他にも知らないものがたくさんありました。例えばこちら
IRL=In Real Life
こちらは「現実世界で」ということで、ケンブリッジの英英辞典には以下のように例文が出ていました。
I've loved meeting you online, but do you think we'll ever meet IRL?
(オンラインで会うのもいいけど、リアルで会わない?)
私はTwitter(現X)が流行り出した頃、リアルでは一度しか会ったことのない「友だちの友だち」とつながって、数年間お互いの投稿にコメントを付け合っていました。実際に会ったのは1度だけだったにもかかわらず、数年SNS上で交流を続けたことで「たまには会うか」と、まさにこの例文のようなやりとりをしたことを思い出しました。
この掲示板を見ていると、他にもTYSM(Thank You So Much)、IDK(I Don’t Know)などもあり、つまりはもうなんでもありで、ネイティブの人でも「?」と思うものもあるようです。
ちなみに英語の略語を調べていると、ついついDAIGOさんのDAI語も気になって同時進行で調べてしまいました。
使う日があるのかわかりませんが私のお気に入りは「GGDD(言語道断)」です。