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2024.06.13

おばんざい、鉄板割烹、ワインレストラン。小山薫堂イチオシの京都の店3選

京都にも居を構え、東京と京都の2拠点生活を「誰よりも謳歌している」小山薫堂さんは、京都のレストラン事情は東京とはまったく違うと言う。【特集 ゲーテイスト2024】

小山薫堂イチオシの京都の店3選

小山薫堂が呑んで食べる京都の流儀

「東京では予約がなかなか取れないお店が人気ですが、京都は予約がちゃんと取れるお店が人気です。京都では『何ヵ月も前から予約してまでよう行かへん』と言う人がほとんど。だから食べに行きたい時に行けるお店のほうが好まれていて、東京の人ほどグルメサイトの点数も気にしない傾向があります」

では、京都ではどうやってお店を開拓すればいいのか。小山さんは「知っているお店から独立した若手料理人のお店だったらハズレはありませんが、誰かに連れていってもらうのが一番いい。そのためにも食の好みが合う地元の友人をつくることが大切です」と指南する。

そんな小山さんが京都で今、気に入っているお店が、三条にある『和◯輪』だ。

「家庭料理研究家の女性が営んでいる小さなお店。京都の知人が『薫堂さんはきっと好きだと思う』と言って連れていってくれた、京都のディープな面白い人たちが集まってくるお店です。料理は本当に普通のおばんざいで、どれも美味しい。紹介制ですが、会員名簿があるわけではなくて、1回誰かに紹介してもらったら、次からは自由に行けるようになるシステムです」

そしてもう一軒が鉄板割烹の『祇園 一道』だ。

「京都はお肉が美味しいので、いい鉄板割烹があるんですが、ここはお肉のステーキだけでなく『トリュフ焼きそば』や『ミニバーガー』も美味しい。料理にオリジナリティがあって、シェフも楽しい。1度行ったらまた行きたくなること間違いなしのお店です」

また、小山さんには京都ならではのとっておきの楽しみ方があると言う。

「京都は狭いエリアにお店が集中しており、はしごするのがお薦めです。僕がこの一年で行ってよかったのは『祇をん 尚』。カウンター7席のフレンチで、祇園あたりで飲んでいてちょっと小腹が空いた時に寄るお店です。ここはかなりクラシカルなフレンチなんですが、アラカルトで注文できるので、『黒鮑のコンフィー』だけ食べて、白ワインを飲んで、また次のお店に移るというのが僕のパターン。花見小路からすぐという抜群の立地の割にあまり知られていませんが、祇園の芸妓さんの間では人気です。

はしごのコツは予約なしで入れるお店のカードをたくさん持っておくこと。例えば『早い時間は予約制だけど2回転目は予約を受けていない』というお店は、遅い時間なら入りやすいですし、『テーブル席は予約を受けているけどカウンター席は予約を受けていない』というお店は、カウンターに空きがあれば入れます。京都ではしごする場合は、そのあたりもチェックしてみるといいと思います」

1.和◯輪|古門前

女将の笑顔と料理に癒やされる、毎日でも通いたいおばんざい店

家庭料理研究家でもある國松美也子さんが開く、路地奥の紹介制の店。カウンターに並ぶのは、「いわしの梅煮」「ばい貝旨煮」「九条葱とタコのぬた」「ポテサラ」など、ほっこり癒やされるおばんざい10品ほど。

料理はおまかせで、美也子さんが好みやお腹具合を聞いて、あれこれ用意してくれる。季節のお造り、唐揚げ、焼き物などが出ることも。まるで実家に帰ったように心和む店。「ただいま」と扉を開けたくなる。

和◯輪/Wawawa
住所:京都府京都市東山区古門前通大和大路東入ル元町367-8
TEL:070-1797-1888
営業時間:18:00~(紹介制) 
定休日:不定休
料金:おまかせ料理は¥4,000~

2.祇園 一道|祇園

鉄板の魔術師が繰りだすクリエイティヴな鉄板コース

有名ホテルの鉄板レストランで腕を磨いた関孝明シェフ。鉄板で仕上げるお椀やすき焼き、ステーキなど10品ほどのおまかせコースで客をもてなす。ヒレ肉100%のパティと煮フォアグラを挟んだ「ミニバーガー」は客の心とお腹を揺さぶる看板料理だ。

毛ガニ、ウニ、キャビアを合わせた「痛風セット」や、焼いた中華麺にサマートリュフを山盛りにのせた焼きそばなど、その料理は遊び心満載。「少しならのせないほうがいい」と関シェフは言う。

祇園 一道/Gion Ichido
住所:京都府京都市東山区祇園町南側589
TEL:075-561-1949
営業時間:18:00~
定休日:木曜、不定休あり
料金:おまかせコース¥35,200、グラスワイン¥2,200~

3.祇をん 尚|祇園

格式高い花街の小路で味わう、最強プロのワインとフレンチ

祇園町南側、お茶屋や料理屋が軒を連ねる石畳の小路に『祇をん 尚』はある。オーナーソムリエの中村尚一郎氏の熟達したワインセレクトと、白岩尚シェフの王道フレンチが評判を呼ぶワインレストランだ。

アラカルトで注文ができる「黒鮑のコンフィー」は、低温で火入れした黒鮑の新鮮な磯の香りや旨味を、ミネラル感ある白ワインが際立たせる。コースも注文可能なので、上質な料理とワインのマリアージュをじっくり堪能できる。

祇をん 尚/Gion Sho
住所:京都府京都市東山区祇園町南側 570-23
TEL:075-541-0088
営業時間:17:00~(ランチ12:00~14:00は要予約)
定休日:不定休

【特集 ゲーテイスト2024】

この記事はGOETHE 2024年7月号「総力特集:恍惚レストラン ゲーテイスト2024」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら

TEXT=中井シノブ

PHOTOGRAPH=大道雪代(和◯輪・祇園 一道)、伊藤信(祇をん 尚)

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