連載「ヴィンテージウォッチ再考」の第86回は、パテック フィリップの「カラトラバ Ref.3569」を取り上げる。

“バックワインダー”を採用したジュエリーウォッチ
パテック フィリップの「カラトラバ」は「Ref.96」に始まり、これまで無数のモデルが発表されてきた。
「カラトラバ Ref.3569」は、1969年から1986にかけて製造されたロングセラーであり、意欲的なデザインを取り入れたモデルだと言える。
ケース素材はイエローゴールドとホワイトゴールドのモデルがあり、ダイヤルの装飾はハンドハンマーのような質感。針とバーインデックスは夜光塗料ではなく、青いエナメルが塗布されている。
このホワイトゴールドの時計は表側にリューズがなく、裏蓋につけられている。これは“バックワインダー”と呼ばれ、レディスのジュエリーウォッチなどで見かけられるものだ。
完全に左右対称の美しい「カラトラバ」。人と被らないパテック フィリップの時計を探している方にオススメの1本だ。
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