MAGAZINE &
SALON MEMBERMAGAZINE &
SALON MEMBER
仕事が楽しければ
人生も愉しい

GOURMET

2024.02.01

広東料理を割烹の技で! 驚きの中華体験ができる東日本橋「旬華 なか村」

今、日本の中国料理の躍進を支えているのはその神髄を愚直なまでに深掘りする料理人の存在だ。東京・下町の東日本橋で、強烈な個性を放つ「旬華 なか村」とは――。【連載 仕事に効くレストラン】

名物の「浸蒸鶏」
名物の「浸蒸鶏(チャンチェンガイ)」は未体験の風味に驚くこと間違いなし(料理はすべて¥14,800のコースの一例)。

広東の多面的な美食文化を独自の方法で表現

目と舌が肥えた相手との会食には、ありきたりではない店選びで臨みたいもの。本質がありながら、予定調和ではない驚きを求めるなら、目指すは東日本橋の「旬華 なか村」だ。

中国料理店では“私厨房”と呼ばれるシェフズテーブルを思い浮かべるミニマムな空間。カウンター内で腕を振るう店主の中村俊徳氏は、横浜中華街や鎌倉の台湾料理店、ホテルの中国料理店なども経験。「中華たかせ」や、一流の割烹の仕事を学ぶために神宮前の日本料理店「樋口」でも働いた。

料理人としての血肉のつけかたは「何事も経験」。ホテル勤務時代に出会った香港人の“お師匠さん”とともに現地に渡り、そこでは豪華食材に依存しない広東料理に心を摑まれた。

自身の店の名物である「浸蒸鶏(チャンチェンガイ)」もそのひとつで、日本はもちろん、香港でもその料理名もレシピもほとんど知られていないという。

葱、山椒、ローリエ、塩や片栗粉などを入れた液で鶏を蒸し上げるというシンプルさながら、ちゅるんと滑らかな食感で思わず目を見張るほど美味だ。1万4800円のコースは11品前後が登場。

割烹の技と中国料理の叡智の融合を体感し、心に残る美食の時を楽しみたい。

旬華 なか村/Syunka Nakamura
住所:東京都中央区東日本橋2-11-7 ラスパシオ東日本橋リバーサイド1F
TEL:03-5846-9830
営業時間:11:30~13:30(火・木・金曜のみ)、18:00~22:00 
定休日:日曜、月・水・土曜のランチ
座席数:カウンター5席、テーブル6席
料金:ランチコース¥5,500・¥8,800、ディナーコース¥14,800

この連載をもっと読む

連載
仕事に効くレストラン

TEXT=小寺慶子

PHOTOGRAPH=鈴木拓也

PICK UP

STORY 連載

MAGAZINE 最新号

2024年6月号

ボルテージが上がる! 魂のハワイ

2024年6月号表紙

最新号を見る

定期購読はこちら

MAGAZINE 最新号

2024年6月号

ボルテージが上がる! 魂のハワイ

仕事に遊びに一切妥協できない男たちが、人生を謳歌するためのライフスタイル誌『ゲーテ6月号』が4月25日に発売となる。今回のテーマは、安息と刺激が共存するハワイ。オアフ島に加え、ハワイ島、ラナイ島と3島にわたるアイランド・ホッピングを総力特集! 知る人ぞ知る、超プライベートリゾートから、新しくオープン&リニューアルしたホテル情報、最旬グルメ、死ぬまでに一度はみたい絶景、最新ゴルフ場事情など、今知りたいハワイを完全網羅する。 表紙は、ソロアーティストとして新たな道を突き進む、三宅健と北山宏光のふたりが登場。

最新号を購入する

電子版も発売中!

定期購読はこちら

SALON MEMBER ゲーテサロン

会員登録をすると、エクスクルーシブなイベントの数々や、スペシャルなプレゼント情報へアクセスが可能に。会員の皆様に、非日常な体験ができる機会をご提供します。

SALON MEMBERになる