巷では“ウイスキー投資”という言葉が使われるほど、希少銘柄やジャパニーズウィスキーの高騰が話題になっている。そんな世界的なウイスキーブームのなか、ひと際存在感を放つのが、このたび登場した世界限定7本のシングルモルト スコッチウイスキー「グレングラント デボーション70年」だ。
創業180年の老舗が贈る最上級ウイスキー
1840年に創業者のグラント兄弟によって生みだされたのがスコッチウイスキー「グレングラント」。スコットランドのスペイサイド地区で唯一、製造からボトリングまで一貫してグレングラント蒸溜所で製造される。イタリアでのシングルモルト売上1位を誇る世界的人気ブランドだけに、愛飲家でなくともご存知の方は多いはず。
その人気の理由のひとつが、華やかな香りとスムースな飲み口。モルトを乾燥させる際にピートを使用しないことで、あえてスモーキーな香味をなくした、フルーティーな口当たりになっている。
独自開発の首の長いポットスチルで蒸溜される香り高いウイスキーは、今も世界のウイスキー好きから愛され続けているのだ。
そんな老舗、グレングラントが熟成に熟成を重ねたウイスキーこそ、蒸溜所史上最長となる「グレングラント デボーション70年」である。1953年にオロロソシェリー樽に樽詰めされた希少な原酒は、70年の歳月をかけて熟成されて深い栗色の輝きを放つ、まごう事なき逸品だ。
しかも世界限定7本のみの販売。価格は、なんと1650万円。100mlあたりで計算しても約236万円と、まさに天上モノのウイスキー。
エリザベス2世に捧ぐ、世界限定7本
これまで老舗ウイスキーブランドとして、英国王室との親交を深めてきたグレングラント。2013年に新しいボトリング施設が建設された際には、現在のチャールズ国王がオープンを宣言。さらに現在の蒸溜責任者であるデニス・マルコム氏も、2016年にエリザベス女王から大英帝国騎士団勲章を授与されている。
今回発売された「グレングラント デボーション70年」も、そんな英国王室との関係から生まれたもの。世界限定7本の貴重なウイスキーは、イギリスのエリザベス女王が約70年にわたり続けてきた国家への奉仕と自然への献身的な愛情へのオマージュとして製作されたものだという。
70年の熟成期間を表現した7つの面が煌めくデキャンタは、スコットランドのガラス工房「GLASSSTORM」のブロディ・ネアン氏が、ひとつひとつ丁寧に手吹きで作りあげた一点物。先の曲がった円錐形の純銀製キャップには、それぞれエリザベス女王の生涯にゆかりのある花のエングレービングが施されている。
デキャンタ番号1には、女王の名を冠したクイーン エリザベス ローズ、デキャンタ番号2には、エジンバラ公との結婚式でブライダルブーケとして使用された蘭の花と、どれもエリザベス女王に関係する花をモチーフにデザインされたこの世にひとつだけの貴重なものだ。
また蒸溜所の庭園で倒木になったニレの木をもとに、手彫りで製作された木彫の台座も、注目しておきたいディテールのひとつ。オブジェのような美しいデザインの台座は、外側の円を囲むシルバーの口径にエリザベス女王が愛好していたスズランと、スコットランドの国花であるアザミが刻まれている。
気になる1650万円のお味は、購入した方の究極の楽しみにとっておくとして…リリースにはテイストに関してこう記されている。
ーー濃厚な大麦糖、熟したピーチ、ハチミツの甘さを思わせるフローラルなアロマが調和しています。口に含むと豊かなドライフルーツ、レーズン、サルタナ（種なし白ブドウの一種）、ドライスパイス、ほんのりとしたオークの風味が広がります。
70年の歳月を語るにふさわしい方に、ぜひ味わっていただきたい至極の味。世界のウイスキー投資家が注目しているであろう「グレングラント デボーション70年」。今後の行方が気になるところだ（一般販売はなし）。
容量：700ml
アルコール分：55.5%
希望小売価格：¥16,500,000
販売都市：東京、ロンドン、ニューヨーク、香港、台北、シンガポール
※一般販売の予定なし。
問い合わせ
CT Spirits Japanカスタマーサービス TEL: 03-6455-5810
