GOURMET

2023.07.20

鮨 しのぶ|秋元康が思わず悶絶した“飽きない鮨”

美食を追求する秋元康小山薫堂中田英寿見城徹が選ぶ、最強のレストランガイド「ゲーテイスト2023」。プライベート感溢れる隠れ家レストランを紹介する。今回は東京・恵比寿の「鮨 しのぶ」。

「鮨 しのぶ」のカウンター

店主の信夫和哉氏の技術とおだやかな人柄に惹かれて通う常連客も多い。

秋元康「仕事の丁寧さににじむ誠実さ。心から信頼できる鮨店です」

住宅に囲まれた恵比寿の小さな路地。都会のエアポケットという表現がしっくりくる場所に店を構えて今年で6年。清々しさのなかになごやかな空気を感じるカウンターで、丁寧な手仕事が光るつまみと握りを味わえば、真の粋の意味を知る。

秋元 ちょっと場所がわかりにくいのも自分だけの秘密のようでいいなと思っているのが『鮨 しのぶ』。恵比寿駅から少し行ったところの路地にあって、初めての人は、たいてい迷います。

小山 暗い夜道にぽつんと灯りがともっているようなお店は入る前から気分が高揚しますね。

秋元 本当に。7席のカウンターを貸し切りさせていただくことが多いんだけれど、不思議なくらいすごく落ち着く。店主の信夫さんがとても朗らかな方だからかな。外連味(けれんみ)がなく、正統な仕事のおが僕は大好きです。無駄に飾り立てたりしないけれど、実は驚くほど仕事が細かい。イカを初めていただいた時、びっくりして一瞬時が止まりました。

「鮨 しのぶ」の鮪の赤身のづけとイカの握り

鮪の赤身のづけは間に白ごまをかませて香ばしく。イカの甘み、とろけるような食感に悶絶必至。シャリは塩も砂糖も控えめに、白酢のみを使用。

見城 僕も一度食べにうかがって感動しました。

秋元 小粋でとても心地よい。「飽きない鮨」なんです。つまみも気が利いているので飲みすぎには注意です(笑)。

「鮨 しのぶ」ののどぐろの蒸し物

「のどぐろの蒸し物」。10品前後供されるつまみにも丁寧な仕事が見て取れる。

「鮨 しのぶ」の桜エビとシントリ菜のおひたし

「桜エビとシントリ菜のおひたし」。

「鮨 しのぶ」の白エビの紹興酒漬け

「白エビの紹興酒漬け」(料理はすべて¥20,900のおまかせの一例)。

鮨 しのぶ/Sushi Shinobu
路地裏にひっそり店を構えて今年で6年。日本酒は店主と親交の深い福島の蔵を中心に数多く揃える。

住所:東京都渋谷区恵比寿2-9-4 LIBERTAIII 1F 
TEL:070-3356-8877
営業時間:18:00~22:00、日曜12:00~15:00、18:30~22:00
定休日:水曜
座席数:カウンター7席、個室1室(2名)※予約は3ヵ月先まで受付け。

【特集 ゲーテイスト2023】
 

この記事はGOETHE2023年8月号「総力特集:号泣レストラン」に掲載。購入はこちら▶︎▶︎

TEXT=小寺慶子

PHOTOGRAPH=岡本寿

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