美食を追求する秋元康、小山薫堂、中田英寿、見城徹が選ぶ、最強のレストランガイド「ゲーテイスト2023」。会食に使っているお店を紹介する。今回は東京・勝どきの「鮨 尚充(たかみつ) 屋形船」。
秋元康「正真正銘の“鮨ドリーム”。比類なき突き抜け感に脱帽!」
“鮨バブル”が続く東京で、今話題と羨望を総ざらいにしているのが、中目黒に店を構える『鮨 尚充(たかみつ)』の屋形船。「お客様の笑顔のために」と己が道を邁進してきた名職人・安田尚充さんの突き抜けたサービス精神、ここに極まれり!
秋元 これはもう超絶ウルトラCというか、突き抜け感が実に天晴れで、素晴らしい体験だったので、ぜひゲーテイストでご紹介したかったんです。予約困難店の『鮨 尚充』の店主・安田さんが屋形船で握るというのだから、ちょっと平常心ではいられないレベルです。
見城 久しぶりに秋元に言わせてもらいたいのだけれど、俺が誘われてないのが、誠に遺憾だよ(笑)。立派な背信行為だよ。
秋元 今度、見城さんをお誘いしますから、そう仰らず(笑)。
小山 これはリアル鮨バブルですね。桟橋で集合して、クルーズしながら鮨をいただくということですよね?
秋元 もともと、ご実家が営んでいた屋形船がコロナで営業が厳しくなり、それで大将がひと肌脱いだ、というバックグラウンドがあるんです。だから、きちんと船頭さんがいて、まさに大船に乗った気持ちで安心して鮨を堪能できる。
見城 それで、屋形船の経営は上向きに?
秋元 上向きどころか、世界中から予約が殺到しているそうです。とある国の王様とか。
見城 夢みたいな話。肝心の鮨ももちろん美味しいんだよね?
秋元 実は僕がお伝えしたいことはそこにあって。大将はすごく礼儀正しく、まじめな方。16歳で鮨の世界に入り、今43になったと言っていたかな。地道に努力を重ねて培った技がベースにあって、他人になんと思われようと人を喜ばせることを最重視している。根っからの職人で、エンタテイナー。“うにバーサルスタジオ”なる異名がつくくらい“うに推し”なんですが、こんなにうにに命を懸けてる職人はいないと僕は思います。
見城 まさに日本の伝統の最先端だね。秋元、本当に約束だよ、連れて行ってね(笑)。
鮨 尚充 屋形船/Sushi Takamitsu Yakatabune
3時間かけて東京湾をクルージングしながら鮨のおまかせコースを堪能できるとあって、海外のVIPからのオファーも殺到。中目黒の店舗は週4日営業。屋形船の予約は2023年12月分まで満席。問い合わせは『屋形船 晴海屋』のホームページまで。
住所・TEL:非公開
営業時間:13:00~、17:30~(天候により中止の場合あり)
定休日:不定休
座席数:10席