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2023.04.29

生誕100周年! 世界を魅了する注目のジャパニーズウイスキー【まとめ】

2023年はジャパニーズウイスキー誕生から100年。その歴史から全国各地の蒸溜所情報まで、ジャパニーズウイスキーのトピックをまとめて紹介! ※GOETHE2022年10月号掲載記事を再編。

ジャパニーズウイスキーのトピック4選

1.余市、イチローズモルト、山崎etc. ジャパニーズウイスキー蒸留所25選

ジャパニーズウイスキーの旅

Illustration=うえむらのぶこ

1923年に山崎蒸溜所が誕生して以来、長い歴史のなかでさまざまな個性を開花させてきたジャパニーズウイスキー。全国約50ヵ所に散らばる蒸溜所を巡りながら、これからの100年に思いを馳せてみるのもいいだろう。

・ニッカウヰスキー 余市蒸溜所(北海道余市町)
NHK連続テレビ小説『マッサン』のモデルにもなったジャパニーズウイスキーの父、竹鶴政孝が1934年に設立。世界的にも珍しくなった伝統の石炭直火蒸溜を守り続け、操業当時から使われているポットスチルも健在。力強く重厚なモルト原酒を産みだしている。

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2.2023年で生誕100周年! 進化し続けるジャパニーズウイスキーの歴史

創業当時の山崎蒸溜所

日本初のウイスキー専門蒸溜所が誕生してから約100年、日本のウイスキー市場は、山あり谷あり、起伏の激しいドラマチックな歴史を歩んできた。

山崎蒸溜所でサントリーの国産ウイスキー第1号「白札」が誕生したのは、蒸溜所開設から6年後の1929年。当時の“舶来盲信の時代は去れり”という広告コピーは、新しい時代の幕開けを宣言する、鮮烈なメッセージとなった。

以来、国産ウイスキーは着々と人々の生活のなかに溶けこんでいき、ついに1980年には、サントリーの「オールド」が、1240万ケースという酒類史上空前の大ヒットを記録。しかし、突然訪れたウイスキーブームも1985年ごろにはピークを迎え、徐々に終焉へと向かっていった。

その後、長く続いた氷河期にひと筋の光が射したのは、2001年のこと。イギリスのウイスキー専門誌が主催するコンペティションで、ニッカの「シングルカスク余市10年」が世界総合第1位に選ばれたのだ。

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3.世界に誇る日本のウイスキー! 全国各地のクラフトディスティラリーズ4選

コの字型2階建の建物

[1] 嘉之助蒸溜所(鹿児島県日置市)
焼酎を樽熟成させた「メローコヅル」を展開してきた小正醸造が、自社で長年培ってきた蒸溜と樽熟成のノウハウを活かして、2017年にウイスキー製造業をスタート。多様な原酒のつくり分けを行いながら、メロー(まろやか)で豊かな味わいのウイスキーを生産している。

ポットスチルは初溜釜1基と、それぞれ形状の異なる再溜釜を2基使用。2022年に入ってからウォッシュバックを5基から11基に増設し、生産量の拡大を目指している。

さらに、焼酎用の蒸溜施設である日置蒸溜蔵ではグレーンウイスキーの蒸溜も開始しており、将来的にモルトもグレーンも自社で蒸溜、熟成させた原酒を使用した、純国産のブレンデッドウイスキーを生産していく予定だ。

ここ数年で各地に新しい蒸溜所が林立し、現在では全国に約50ヵ所の蒸溜所があるが、グレーンウイスキーを自社で蒸溜できる蒸溜所はほんのひと握り。熟成を早く進めるといわれる南国の気候が、今後貯蔵庫に眠るさまざまなタイプの原酒にいかなる個性を与えていくのか、楽しみでならない。

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4.世界が認めたウイスキーが揃う! 東日本のクラフトディスティラリーズ4選

広大な湿原を背に佇む蒸溜棟

[1] 堅展実業 厚岸蒸溜所(北海道厚岸町)
「アイラモルトのようなウイスキーをつくりたい」。それが、蒸溜所設立に際して堅展実業社長の樋田恵一氏が夢見たこと。

スコットランドのアイラ島と条件の近い土地を求めて奔走した彼は、湿原に囲まれ、海霧に覆われる北海道厚岸町を挑戦の舞台として選んだ。夏の気温は25度程度まで、冬はマイナス10度台まで下がる冷涼で湿潤な気候に加え、アイラ島と同じく、ピート層を通った茶褐色の水が豊富に湧きでるこの地には、日本でアイラモルトを目指すうえで最高の条件が揃っているのだ。

2016年に操業を開始した厚岸蒸溜所の所長には、大手乳業メーカーで、乳製品の品質管理や開発を担当していた立崎勝幸氏が就任。生産、衛生、安全、労務まで、厳しい基準が設けられていた前職での経験を活かし、ウイスキーづくりをシステマチックに管理することで、ハイクオリティな原酒を安定して生産し続けることに成功。

大麦や水はもちろん、ピートや樽まで、すべて厚岸産の原料を使ったウイスキーづくりにも取り組んでいる。

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TEXT=ゲーテ編集部

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