全国各地のウイスキー蒸留所を巡るならあわせての訪れたい、蒸留所のお膝元にあるバーをまとめて紹介! ※GOETHE2022年10月号掲載記事を再編。
1.蒸溜所スタッフも足しげく通う、秩父の小さな隠れ家的バー
秩父駅から徒歩3分の場所にあるチェ・アリーには、「イチローズモルト」が常時50種以上、世界のウイスキーが700種以上、レアなボトルも豊富に揃う。気になったボトルについてオーナーバーテンダーの横田武志さんに質問していくだけでも、知識は広がっていく。
ここには肥土伊知郎氏をはじめ、秩父蒸溜所のスタッフもプライベートで訪れており、“隣に座っているのがつくり手本人”ということもよくある話だ。当然、横田さんもイチローズモルトの各ボトルに対する知識が深く、雑誌やネットなどには載っていないような、一歩踏みこんだ情報を聞かせてくれる。
2.思わず長居したくなる港町・釧路のオーセンティックバー
釧路市の繁華街の一角にあるシーマーケットは、落ち着いた雰囲気が居心地のよいオーセンティックバー。ここの一番人気は、釧路からクルマで50分の距離にある厚岸蒸溜所の「厚岸ウイスキー」だが、同じく北海道にある余市蒸溜所の「余市」や「竹鶴」といったジャパニーズウイスキーのほか、ピートの効いたアイラモルトや、スタンダードなカクテルにも固定のファンが多い。
3.雄大な桜島を眺めながら、地元・鹿児島のウィスキーが楽しめるバー
大正時代に建てられた洋館の2階にあるビー・ビー・サーティーン バーでは、雄大な桜島を目前に眺めながら、ゆっくりと食事や酒を愉しめる。
テーブル、椅子、シャンデリアといった店内の調度品は、すべてオーナーバーテンダーの山脇源一朗さんが海外で買い付けてきたアンティークのもの。広い店内のいたるところにはウイスキーのボトルが並べられ、壁に飾られている写真、絵画、雑貨などには、山脇さんの趣味のよさが現れている。