連載「ヴィンテージウォッチ再考」の第48回は、ロレックス「サブマリーナー デイト Ref.1680/8」を取り上げる。
「サブマリーナー」初の18Kイエローゴールドモデル
ヴィンテージロレックスの世界において、数あるプロフェッショナルモデルのなかでもゴールドモデルは別格の人気とステータス性を誇るが、今回紹介する「サブマリーナー デイト Ref.1680/8」もそれに当てはまる。
「サブマリーナー」史上初の18Kイエローゴールドモデルとして誕生した「Ref.1680/8」は、1960年後半から1980年頃まで製造されたと言われている。
日付表示にカレンダーが2.5倍に拡大するサイクロップレンズ付きの日付表示を装備するなど、プロフェッショナル向けというよりもデイリーユースに配慮した機能が加えられたモデルだ。
ダイヤルはブラックとブルーがあり、とりわけブルーからブラウンに変化した個体の人気は高い。また独特のアップライトインデックスゆえ、“フジツボ“や“ニップル”などとも呼ばれている。
この1972年のブラックダイヤルはオリジナルのブレスレットが付いている貴重品で、ベゼルインサートも含めパーツの整合性も一致している。
近年、「Ref.1680/8」はかなり価格が高騰しているため、いい個体と巡り合うことができたらぜひ購入することをオススメしたい。
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