クラシック回帰や90’sリバイバルなど、時代が繰り返すなかでさまざまなことがブラッシュアップされてゆく。それらを経た結果、本質的にいいモノを見極めたいという人が増えたように思える。今回紹介するグランドセイコーの腕時計は、そんな人の琴線に触れるのだろう。
そこにあるのは、日本らしい奥ゆかしき絢爛
セイコー創業者の服部金太郎が、国産腕時計第一号の「ローレル」を生みだした1913年から110年。2023年、グランドセイコーからアニバーサリーモデルが登場した。
1960年に誕生した際につくられたファーストモデルをベースにしたもので、見どころは、黒漆と漆芸家・田村一舟氏がこの時計のためだけに施した高蒔絵によるダイヤルにある。
漆は美しさだけでなく、実は耐久性にも優れている。つまり、アート性だけでなく機能面も考慮された、単なるジャポニズムの賛美ではないということだ。
今、勢いのあるジャパンブランドから選ぶべきものは、こんな1本なのかもしれない。
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