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2023.02.08

1980年前後で生まれ変わった、カルティエ「サントス」の魅力に迫る!

連載「ヴィンテージウォッチ再考」の第15回は、1980年代に製造されたカルティエの「サントス」を紹介する。

カルティエ「サントス」

ラグジュアリースポーツの要素を取り入れた1980年代のカルティエ「サントス」

腕時計における「定番」と呼ばれるモデルは無数にあるが、およそ1980年代から始まったスイス時計産業の復興、それに伴うブランドのリブランディングによって本格的に復活を遂げたものが実に多い。カルティエの「サントス」も例外ではない。

1904年、カルティエの3代目当主ルイ・カルティエが、友人のブラジル人飛行家アルベルト・サントス=デュモンのために製作を手掛けた「サントス」は、今日における腕時計のルーツとなるいくつかの特徴を備えた記念碑的なモデルであるに違いないが、発表から長年にわたりフラッグシップモデルとして製造され続けてきたわけではない。

実際のところ、1916年に登場した「タンク」と比較すると、「サントス」の古い時代のモデルはかなり見つけにくい。このような背景が生まれた理由は、「サントス」の製造本数が「タンク」よりも少なかったことに加えて、「サントス」が限られた期間のみ製造されていたことが挙げられる。

現在に近い形で「サントス」がカルティエのコレクションに加わったのは1970年代後半からであり、今では定番化しているブレスレットのバージョンを含め、様々な新しいスタイルが生み出された。今回紹介する1980年代に製造された3本はいずれもこの時代を象徴するデザインが楽しめる。

「サントス」が元々備えていたデザインにブレスレットを取り付けることでラグジュアリースポーツの要素を加えた「サントス ガルベ」のコンビモデルは、メンズ・レディスともに展開があった。なかでもメンズの自動巻きモデルは希少性が高いと言われている。

カルティエ サントス ガルベLM デイト

カルティエ サントス ガルベLM デイト
Ref.2961(1980年代製造)、自動巻き(Cal.2671)、SS×18KYGケース、縦41mm×横29mm。¥547,800

「サントス オクタゴン」は、当時の流行を的確に捉えた八角形のベゼルとラウンドケースを組み合わせた異色のコレクション。現在はメンズ・レディスともにすべて廃盤になっている。こちらのコンビモデルは、メンズモデルに該当するLMサイズである。

カルティエ サントス オクタゴンLM デイト

カルティエ サントス オクタゴンLM デイト
Ref.2966(1980年代製造)、自動巻き(Cal.2671)、SS×18KYGケース、縦38mm×横32mm。¥437,800

前者と同じ「サントス オクタゴン」のコレクションだが、ケース&ブレスレットの素材がステンレススチール、SMサイズであることが違いに挙がる。ちなみに「サントス オクタゴン」のステンレススチールモデルは、その当時おそらく不人気であったことから製造本数が少なく、それが結果として希少性に繋がっている。

カルティエ サントス オクタゴンSM デイト

カルティエ サントス オクタゴンSM デイト
Ref.0906(1980年代製造)、自動巻き(Cal.2670)、SSケース、縦31mm×横24mm。¥437,800

当時の流行をふんだんに取り入れた1980年代の「サントス」は今見ても新鮮だ。腕元をさり気なく飾るファッションアイテムとしても一押ししたい。

問い合わせ
江口洋品店・江口時計店 TEL:0422-27-2900

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■連載「ヴィンテージウォッチ再考」とは……
インターネットやSNSの普及からあらゆる時代の時計が簡単に入手できるようになった。そうはいったところで、パーツの整合性や真贋の問題が問われるヴィンテージウォッチの品定めは一筋縄ではいかない。本連載では、ヴィンテージの魅力を再考しながら、さまざまな角度から評価すべきポイントを解説していく。

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ヴィンテージウォッチ再考

インターネットやSNSの普及からあらゆる時代の時計が簡単に入手できるようになった。そうはいったところで、パーツの整合性や真贋の問題が問われるヴィンテージウォッチの品定めは一筋縄ではいかない。本連載では、ヴィンテージの魅力を再考しながら、さまざまな角度から評価すべきポイントを解説していく。

TEXT=戸叶庸之

PHOTOGRAPH=江藤義典

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