ラリック ジャパン代表取締役社長の木村祐介氏と、TripClip共同創業者/CEOの布施佑亮氏。“インターンの採用側と応募側”というふたりを紹介する。

たった3ヵ月のご縁が
木村 外資系のブランド企業でブランドマーケティングの仕事をしている時、インターンに来てくれて。
布施 将来はサッカーチームの経営をしたいと思っていたんですが、まずは自分でビジネスをやってみたくて。そのためにもブランドの現場が見てみたかったんです。
木村 外資系の銀行に入ったのも、将来、自分でビジネスをやるため。受け入れの面談をした時、そんな話を目をキラキラさせながら話してた。インターンでも、レポートに自分なりの味つけを加えてくれたりしたのがとても印象に残ってる。
布施 木村さんが余白を残してくださったんだと思っていました。だから、自分なりに考える余地があったんです。
木村 年齢は14歳も離れていたけど、これは絶対に何をやっても成功するだろう、と思った。
布施 私は木村さんのレスポンスの速さが印象的でした。
木村 コロナの影響で、一緒に過ごしたのは実は3ヵ月だけ。でも、ずっと覚えていたら、起業したということを知って。おめでとう、と連絡をして。
布施 海外の富裕層向けに特別なトラベルツアーなどを提供していますが、共同創業者が木村さんが新卒で入社された伊藤忠商事の出身だったんです。そんな偶然も報告できたのは、すごく嬉しかったですね。
木村 焼き鳥を食べに行ったよね。いい意味で変わっていなくて。謙虚だし、サッカーでプロ選手を目指していたくらいだから体育会チックで爽やかで。
布施 木村さんは会社を替えられていて、ラリック ジャパンで社長に就任されていて。年齢を重ねると挑戦は減っていくのかと思いきや、がっつり挑戦されているのは相変わらずだな、と思いました。
木村 富裕層向けのビジネスということで、何か一緒にできないかと展示会に招待したら、来てくれて。
布施 帝国ホテルでの展示会は、やっぱりとてもインパクトがありました。
木村 6年も前のたった3ヵ月のご縁がこんなふうにつながるのは、本当に面白い。年は離れているけど、飲みに行けば仕事の話を3時間もしたりして。
布施 毎回、話が盛り上がりすぎてしまって(笑)。
木村 布施さんはゼロベースからビジネスをつくるという難しいことに挑んでいる。いつか一緒にビジネスがやりたい。それが今の夢のひとつですね。

ラリック ジャパン代表取締役社長。1984年生まれ。幼少期を英国で過ごす。国際基督教大学を卒業後、2007年に伊藤忠商事入社。繊維カンパニーにてブランド業務に従事し、2019年退社。外資系ブランドを経て、2024年より現職。
布施 今の事業のメインは旅行業で、ホテルとの協業も多いので、いずれはいろんなつながりが作れるのではないか、と思っています。
木村 最初から思っていたけど、なんかこう似ているところがいろいろあるよね。僕は子ども時代をイギリスで過ごしていて、布施さんはアメリカで過ごしていて。大学卒業まで僕はラグビーをやっていたし、実は布施さんのお父さんは総合商社で働いておられたり。考え方のベースも、似ているところがある。ただ、起業家であるところは、やっぱり尊敬です。ちゃんと有言実行してきたわけだし。
布施 木村さんは、いろいろ受け入れてくださる方ですよね。だから、思うところを口に出したり、提案したりもしやすい。守るところと攻めるところ、結果を出すところと挑戦するところのバランスが、ものすごく取れている方だと感じているんです。それはインターン時代に他の社員の方と立ち話をしている時にも感じました。
木村 いやいや、いろいろ見られていて、びっくりします(笑)。事業を始めたら、布施さんの年齢だとほとんどお会いする人は年上だと思うんですが、だからそういった方々にもすんなり入りこんでいけるんでしょうね。
布施 木村さんから、たくさん学ばせてもらっています。
木村 いやいや、逆に反面教師にしてもらわないといけないところも間違いなくあるので、そこはこれからちゃんと出していかないと、ですね(笑)。あとはやっぱり、ますます一緒にビジネスがしたくなりました。異業種間のコラボレーションで、きっと何かができるはず。楽しみにしています。

TripClip共同創業者/CEO。1998年生まれ。幼少期を米国で過ごす。慶應義塾大学卒業後、2001年、JPモルガン証券の投資銀行本部に入社。2023年、海外の富裕層向けビジネスを行うTripClipを創業。

