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2025.12.18

SAMURAI佐藤悦子、ママ友の集まりで鉄板の手土産2選

最適な手土産は、会の目的や集う人々、時間帯や季節によって異なる。意外と難しいのが、子どもが主役の集まりでの手土産。悪目立ちすることなく、誰からも喜ばれ、好感を持たれる佐藤悦子流手土産の極意を教えてもらった。【特集 最高の手土産】

SAMURAI佐藤悦子が教える、子どもが集まる会での鉄板手土産

子どもが主役の集まりでのポイント“ほどよさ”

クリエイティブディレクター、佐藤可士和氏との間に大学生の息子さんがいる佐藤悦子さん。息子さんの幼少期は、子ども関係の集まりも多かったが、そこで佐藤さんが心がけていたのは、「主役は子ども」ということ。

「主役は、あくまでも子どもです。なので、自分が手土産で際立つ必要はなく、場に馴染むことの方が大切。それを認識できているかどうかが、私の手土産選びのポイントだったかと思います。

超入手困難なものや高額な品は、みんなの気が引けたり、他の手土産がかすんだりしがちなのでNG。気に入ったら購入することができ、でも、予約が必要だったり、お取り寄せで何日か前に手配が必要だったりと、ちょっとした気遣いが感じられるものが良いのではないでしょうか。また、世代を問わず好かれるような普遍的なおいしさも大切だと思います」

佐藤悦子の鉄板手土産2選

カヌレ/Daniel(芦屋)
蓋を開けた瞬間笑顔がこぼれるパーフェクト・カヌレ

カヌレ/Daniel
カヌレ
フランス・ボルドーの伝統菓子は、外はカリッと中はしっとり、持ち素とした食感が楽しい。詰合せの内容は、季節によって一部入れ替わる。「カヌレ20個」¥3,800(Daniel https://daniel-onlineshop.net/

関西を訪れる機会も多い佐藤さんが、現地の知人から教えてもらったのが、芦屋に本店を構える「Daniel」。ケーキや焼き菓子、クッキーなど、100%手作りの商品は、いずれも間違いのない美味しさだが、中でも人気なのが「カヌレ」。本店以外に芦屋市内のカフェと大阪・梅田の3店舗とオンラインでしか扱っておらず、売切れ必至の看板アイテムになっている。

「カヌレを扱うお店は多々ありますが、サイズ、食感、フレーバーの種類、ビジュアルなど、個人的には『Daniel』のものがパーフェクト。定番のプレーン、抹茶、カカオ、いちじくくるみに加えて、マロン、かぼちゃ、りんご、ラムレーズンなど、季節限定のフレーバーが登場するのも魅力ですね。しかも、どれもすごく美味しいんです。 手土産用に選ぶことが多いのは、オーバル型のボックスにいろいろなフレーバーが詰合わさったもの。箱を開けた時の華やかさと、子どもにも食べやすい小さめサイズも好評です」  

生クリームプリン&季節のプリン/crèam fraise génoise(東京)
キュートなイラストも子どもの集まりにぴったり

生クリームプリン&季節のプリン/crèam fraise génoise
生クリームプリン&季節のプリン
きめ細やかな生クリームとカラメルを混ぜ込んだ生地との相性抜群な「生クリームプリン」。11月からは季節のクリームプリンとして「苺クリームプリン」が登場。市場には出回らない希少な苺が使われているのも魅力。木金土日の週末限定、数量限定販売。当日・前日の予約は電話にて。「生クリームプリン」2個入り¥1,480、4個入り¥3,410、8個入り¥6,250、「苺クリームプリン」2個入り¥1,810、4個入り¥4,070、8個入り¥7,570(crèam fraise génoise https://ginza-cfg.com

大のスイーツ好きで、どこに行っても“甘いものパトロール”は欠かさない佐藤さん。偶然出会った美味しいものも数多いが、「crèam fraise génoise(クレーム・フレーズ・ジェノワーズ)」も、そのひとつだ。

「銀座でたまたまお店を見つけ、自分用に購入して食してみたら、とても美味しかったんです。クリーミーで、なめらかで、絶妙な甘さで、クセがなくて。誰もが好きな味ですし、カップのイラストもかわいくて、まさに子どもの集まりにぴったりだと思います」

オーナーでシェフパティシエールの関口倭代さんは、2021年、日本洋菓子界において女性初となるフランス料理アカデミー会員となり、2022年には、料理界・洋菓子界において日本人女性初のフランス共和国農事功労章シュヴァリエ受勲を受賞という実力者。ホールケーキ専門店だが、佐藤さんおすすめのプリンの他、サブレやバターサンドといった焼き菓子、季節のカップケーキなど、手土産にぴったりなアイテムも扱っているので、手土産リストに加えておきたい。

佐藤悦子/Etsuko Sato
早稲田大学卒業後、大手広告代理店や外資系化粧品会社のPR/ADマネージャーを経て、2001年、SAMURAIに参加。夫でもあるクリエイティブディレクター、佐藤可士和氏と手がけるプロジェクトのマネージメントに従事している。一児の母。

TEXT=村上早苗

PHOTOGRAPH=舛田豊明

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