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2025.12.11

極上カツサンド、ふわふわ大福! 外食業界のカリスマ厳選、“日持ちしない”絶品手土産3選

国内外に500店舗以上の飲食店を展開するダイニングイノベーショングループ ファウンダーの西山知義氏。会食に集まる美食家経営者たちを唸らせる手土産とは?【特集 最高の手土産】

「あえて“日持ちしない”逸品を」外食業界のカリスマ・西山知義の変化球手土産3選

猛者たちの“記憶に残る”手土産リストは日々更新中

毎日のように会食があり、相手は美食を良く知る経営者ばかり。となれば手土産も到底一筋縄ではいかない。

「初めてお会いする方なら、日持ちする美味しいクッキーでもいいかもしれませんが、なにしろ僕のお相手は手土産のプロのような方たちばかり(笑)。貰い慣れているだけではなく、いつも驚きある手土産を用意してくださる方たちなんです。そんななかで印象に残る手土産にするには、狙うのは“変化球”。あえて日持ちしない、普通なら手土産にしないもの、でも本当に美味しいから食べて欲しいと思うものを選びます」

ダイニングイノベーショングループ ファウンダーの西山知義氏が手土産の猛者たちに贈るのは、そんなひねりがありながら、食べれば誰もがその味に納得できるものばかり。そのためには相手のことを理解し、どうしたら喜んでもらえるかを徹底的に考えるという。

さらに出席者のみならず、会食先のお店にも手土産を持っていくこともあるというのも、西山氏ならでは。

「いつもお世話になっているお店のスタッフが喜びそうなもので、仕事が終わって手軽に食べられるものを選んでいます」

猛者たちを攻略する手土産のリストは日々更新中だ。

「仕事でもさらにいいものを追求し続けるのが起業家。手土産ひとつにも、相手にどれだけ喜んでもらえるかを常に考えています。お金を出せばだれでも買える物よりも、その人のために印象に残る手土産を用意する。それこそ半年に一度、秘書などを交えて手土産会議をしてもいいと思うほど。それだけ手土産は重要なんです」

西山知義の変化球手土産3選

1. 特製カツサンド/日本ばし 宇田川(東京)
蓋を開ければ厚切り肉の迫力! 誰もが驚くこと必至のカツサンド

特製カツサンド/東京 日本ばし 宇田川
特製カツサンド

昭和42年創業のとんかつ・ステーキ店の名物サンド。予約も可能。¥2,300(日本ばし 宇田川 TEL:03-6661-2960)

「とんかつがぎっしり詰まって手作り感があるし、肉は柔らかくジューシー。パンにもソースが染みてとにかく美味しい。開けた時に『おおっ』という驚きもありますし、じゃあ帰りのクルマで一口食べてみようかと思っていただけると思います」

創業当初から提供している「特製カツサンド」は、厳選した国産の食材を使用。オーダーしてから揚げるヒレカツの両面に濃い口のソースをたっぷりからませ、千切りキャベツとともにトーストした特製のパンにはさんである。予約や配達(10点より)も可能なので、ご相談を。

2.豆大福/虎ノ門 岡埜栄泉(東京)
ふわふわ食感の餅にあんがぎっしり!

豆大福/東京 虎ノ門 岡埜栄泉
豆大福
東京屈指の豆大福といえばここ。大正元年創業の老舗和菓子店。1個¥280 (虎ノ門 岡埜栄泉 TEL:03-3433-5550) 

「自分がもらっても嬉しいのがこの豆大福。まわりのお餅がフワフワで甘さ控えめのあんこがたっぷり。今話していても食べたくなる(笑)」

西山さん自身が30年以上前に初めていただき、その味に感動したという岡埜栄泉の豆大福。やわらかい生地に、塩味のきいた豆と甘すぎずなめらかなこしあんがたっぷり。個包装になっているので、訪問先のスタッフなどにも配りやすいのもポイント。

「午前中で売り切れることもあるので入手がちょっと大変ですが、それだけの価値はある味。賞味期限が当日中なので、昼間訪問する時などに持っていきます」

3. 古賀音だんご/ふるや古賀音庵(東京)
おだんごが見えない!?  箱を開けた時のインパクト大

古賀音だんご/東京 幡ヶ谷 ふるや古賀音庵
古賀音だんご
あふれんばかりの黒胡麻やみたらし餡をたっぷりつけて楽しめる。1箱5本入り。「黒胡麻和三盆」¥1,404、「みたらし」¥972(ふるや古賀音庵 幡ヶ谷本店 TEL:03-3378-3003) 

会食先の料理店にもよく持っていくというのが、この古賀音だんご。

「箱を開けると、あふれんばかりの胡麻! おだんごが見えないほどの量にびっくりするはず。宝さがしのように食べるのも楽しいんです」

黒胡麻和三盆のほか、みたらし、大納言(あずき)も、餡は箱一杯に敷き詰められている。つきたての柔らかなおだんごも小ぶりなので食べやすい。春は桜、夏のずんだ、秋の栗、冬には柚子など、季節によって風味豊かな限定の餡も楽しめる。

「もつのはたった1日限りというのも、この店のこだわり。だからこその美味しさを味わってほしいと思います」

古賀音だんご/東京 幡ヶ谷 ふるや古賀音庵
箱を開けるとぎっしり詰まった胡麻が!

西山知義/Tomoyoshi Nishiyama
1966年東京都生まれ。1996年に「牛角」1号店を開業し、7年間で1000店舗に拡大。2013年「日本の食文化を世界に」をテーマにダイニングイノベーションを設立。現在は「焼肉ライク」「七宝麻辣湯」などをグローバルに展開し、2025年国内外の店舗が500店舗を突破。

TEXT=牛丸由紀子

PHOTOGRAPH=舛田豊明

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