23万部のロングセラー『夢と金』の著者であり、今、ビジネスパーソンが追うべき人物の筆頭である西野亮廣さん。NYブロードウェイへの挑戦が進むにつれ、すごいスピードで、「海外から求められる仕事」が激増している。そんなときに「求める人材」のポイントとは? よくよく読んでみると、海外案件に関係なく、新しいチャレンジが求められる仕事に、共通して必要な能力について語られているように思える。今回も、音声メディア「voicy」で配信中の「#西野さんの朝礼」から編集してお届けする。
(※今回の記事を音声で楽しみたい方はコチラ)
第190回
①「専門性」より「なんとかしてくれる人」。②「モチベーション」を仕事の現場に持ち込まない人。③明るく、コミュニケーション能力が高い人。――このポイントがあれば、海外はもちろん、どんな現場でも活躍できる⁉
①「専門性」より「なんとかしてくれる人」。②「モチベーション」を仕事の現場に持ち込まない人。③明るく、コミュニケーション能力が高い人。――このポイントがあれば、海外はもちろん、どんな現場でも活躍できる⁉

今日は【海外案件が増えてきた会社が求めている人材について】というテーマでお話ししたいと思います。
さっそく本題です。
CHIMNEY TOWNが現在抱えている問題
僕が働いているCHIMNEY TOWNが現在抱えている問題について白状・共有したいと思います。
CHIMNEY TOWNという会社は僕が吉本興業に在籍していた頃からありまして、主に、「吉本興業では扱いにくいプロジェクト」を進める為の会社として産声をあげました。
たとえば「メチャクチャ面白いけど、明らかに赤字が見込まれるプロジェクト」とか。
コマ撮り短編映画『ボトル・ジョージ』なんかは制作に1億7000万円ほどかかったのですが(途中まで絵本を作ろうとしていたので、その寄り道分も制作に含まれています)、そこまでの予算をかけて、マネタイズの方法が確立されていない短編映画を作る会社なんてないのですが、「メチャクチャ面白いんだったら、どうにかこうにか形にした方がいいだろう(経済合理性の向こう側へ!)」というのがCHIMNEY TOWNの一歩目でして…これまで、どうにかこうにか予算を工面して、誰もやらないような変なことを自腹でドンドン仕掛けていきました。
「お仕事のオファー」というものは本当にありがたいのですが、僕らがそんな調子で仕事をしているものですから、「自分達で立ち上げる仕事」と、「いただく仕事」のサイズにギャップが出てきてしまって…(事務所を独立した人間には珍しく)「仕事の依頼はコチラまで」みたいな案内を前面に出すことを控えるようになりました。
一応、CHIMNEY TOWNの公式ホームページの一番下に「仕事の依頼はコチラまで」という案内を出させてもらっているのですが、SNSのプロフィール欄に出すようなことはしていません。
というのも、何かの間違いで、仕事のオファーがたくさん来てしまうと、そこに対応する為のスタッフを追加でつけなきゃいけなくなる上に、たぶん、ほとんどお請けできないので、スタッフの人件費が無駄になっちゃう…というのが理由です。
「捌ききれないから、オファーを受けられない」が社内で起き始めて…
そんなこんなで、基本は、「自分達で企画して、自分達でお金を工面して、自分達で運営する」ということを続けてきたのですが、そんなことを繰り返しているうちに、自分達のプロジェクトが海外でもジワジワと露出する機会が増え、それに合わせて、海外からのオファーが増えてきました。
『オセロ』(主演:デンゼル・ワシントン、ジェイク・ギレンホール)の共同プロデューサーの話も、ありがたいことに「いただいた話」で、現在、ニューヨークとスリランカでそれぞれ大きめの施設を作っているのですが、こちらも「いただいた話」です。
ちなみに『オセロ』のヒットを受けて、ブロードウェイからは現在、2件ほど大きな話をいただいており、前向きに進めております。
これまで仕事のオファーをいただくことに消極的だった理由は、「自分達で立ち上げた仕事の方が規模がデカイから」だったのですが、ここ最近のオファー(海外案件)は「自分達で立ち上げる仕事よりも大きな仕事」で、こうなってくると話は別で「どんどんオファーを受けよう!」となるわけですが…これまで「どんどんオファーを受ける」という会社ではなかったので、そこまでの受け入れ体制が整っておりません。
つまり今は、「捌ききれないから、オファーを受けられない」ということが社内で起き始めています。
仕事を1つお請けすると、「よかったら、コレもお願いできないですか?」とお願いされることが本当に多くて、今はギリギリ対応できているけれど、そろそろキャパオーバー。
「面白い話が目の前にあるのに、動けるスタッフがいないから参加できない」という機会損失が増えそうです。
求めている人の条件3つ
この問題を解決するには「採用」しかないわけですが、「海外にうって出て、オファーが増えた」か、あるいは「急なインバウンド需要でオファーが増えた」という会社って、他にもあると思うし、今日のような話を聞いて、「そういう会社で働いてみたい」とボンヤリと考えられた方もいると思うんです。
というわけで、最後に、そんな会社が「求めている人の条件」について、綺麗事抜きで正直にお伝えして終わりたいと思います。
求めている条件は3つです。
1つ目は「専門性が高い人」というよりも、「なんとかしてくれる人」。
明日には全く違う角度からの仕事が飛び込んでくるので、「そんなことはやったことがないので、できません」という人は、その時点で詰んじゃう。
そもそも「誰もやったことがないような仕事」が飛んでくるので、「やったことがないから」は、やらない理由にはならない。
「知ってるよ。それをなんとかするのが仕事だろ?」という話だったりするので、大急ぎで勉強して、大急ぎで肉体改造をして、なんとかする人を求めています。
2つ目は「モチベーションで仕事をしない人」。
世の中には「スタッフのモチベーションの上げ方」みたいな本や情報が横行しておりますが、小学校じゃあるまいし、自分のモチベーションぐらい自分でコントロールできる大人じゃないと、通用しませんし、そもそも仕事の現場にモチベーションを持ち込むのは素人の所業で、泣いても笑っても目の前の問題を解決するのがプロです。
なので「プロを求めている」といったところでしょうか。
3つ目は「明るくて、コミュニケーション能力が高い人」。
これは「コミュ障」の人達を否定しているわけではありません。
そういう人達がいて、当然だし、その人達が生きられる世界であった方がイイと思います。
しかしながら「世界戦」になってくると話は別で、世界戦は「村社会の戦い」になるので、「コミュニケーションがとれない」というのは「スマホを使えない」ぐらい致命的なマイナスポイントで、ちょっと前に話題になった「Z世代の挨拶不要論」なんて論外です。
「多様性の時代なんだから、挨拶をしない自由もあっていい」という主張に対しては、「あっていい世界があるのかもしれないけれど、それはきっと『多少無能であろうとも若い人材が欲しい』と困窮している地方の中小企業の話で、少なくともウチでは無し」といったところです。
それこそ先日お伝えしましたが、ジェイク・ギレンホールやケイティ・ホームズといったハリウッド・スターが一人一人に頭を下げて、自らコミュニケーションをとりにいっている中、若手スタッフが「私、ちょっと人見知りなんで」と部屋の隅の方で固まっている世界線は大ボケもいいところで、やっぱり「明るくて、コミュニケーション能力が高い」は最低条件です。
逆に言うと、この3つさえ押さえておけば、「仕事は余っているけれど、頼める人がいない」という会社からはメチャクチャ重宝されると思います。
何かの参考になれば幸いです。
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■お知らせ! キンコン西野のCHIMNEY TOWN、ブロードウェイで上演される『オセロ』に共同プロデューサーとして参加!

デンゼル・ワシントンやジェイク・ギレンホールといったレジエンド達が出演するブロードウェイ舞台『OTHELLO(オセロ)』。世界中から多くの観客が集まるブロードウェイの大舞台で、シェイクスピアの世界を新しい息吹とともに表現する本作は、その完成度の高さや挑戦的なアプローチで、世界中の演劇ファンからも高い関心を集めています!
上演:2025年2月24日~2025年6月8日(予定)
劇場:Barrymore Theatre(ブロードウェイ/ニューヨーク)
出演:デンゼル・ワシントン、ジェイク・ギレンホール ほか
公式サイト:https://othellobway.com/
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■NEWS! 西野亮廣が製作総指揮を務めたコマ撮り短編映画『ボトルジョージ』が、第97回アカデミー賞(米)の短編アニメーション部門のショートリストに選出されました!
監督:堤大介(トンコハウス) 脚本:堤大介氏と西野亮廣の共同制作 プロデューサー:松本紀子(ドワーフ)
■NEWS! ロサンゼルスのマリリン・モンローシアター(@サンタモニカ)で開催される『HOLLYWOOD SHORTSFEST』のオフィシャルセレクションに選ばれました! 映画祭は2025年4月4日〜4月6日の予定。
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■NEWS! スイスの【ジュネーブ国際インディペンデント映画祭】に選出されました!
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■NEWS! フランスのランスで開催される『RED MOVIE AWARDS』の年間セレクションに『ボトルジョージ』がノミネートされました!
2025年5月23日・24日に、フランスのランス オペラ座(Opera of Reims)で授賞式が開催予定。詳細はこちら
■コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』が、札幌国際短編映画祭で「アニメーション特別表彰」&「最優秀作曲賞」。アメリカ南カリフォルニア最大級の映画祭、ニューポート・ビーチ・フィルムフェスティバルで「短編アニメーション賞」。グローバルステージハリウッド映画祭にて「Best Short 2024」。続々受賞!
2024年10月15日現在、
【San Diego International Film Festival】(米国)
【Newport Beach Film Festival】(米国)
【Austin Film Festival】(米国)
【SPARK ANIMATION】(カナダ)
【San Diego Asian Film Festival】(米国)
が決まっています!
西野さんの『ボトルジョージ』に対する想いとは? こちらをチェック!

■コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』の専用劇場、『ボトルジョージ・シアター』がグランドオープン!

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イベントのお知らせ
『西野亮廣講演会』全国各地で続々開催決定!
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下記の都道府県で開催が決まっています。
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私、西野亮廣がマイク一本で1時間半ほど喋る変なイベントです。チケットをお求めの方は、『西野亮廣全国講演会』で検索してみてください。サロンメンバーさんが作ってくださったイイ感じのホームページに飛びますので、そちらから。会場によっては、まだ、チケットを発売してなかったりしますが、そのへんはご容赦ください。