23万部のロングセラー『夢と金』の著者であり、今、ビジネスパーソンが追うべき人物の筆頭である西野亮廣さん。自由な発想と行動力はもはや世界レベルで、いまや、海外のプロジェクトからのオファーも続々入るようになっている。今回は、スリランカという“国を救うプロジェクト”の話まで入ってきたという、西野さんの仕事を引き寄せる力について。音声メディア「voicy」で配信中の「#西野さんの朝礼」から編集してお届けする。(※今回の記事を音声で楽しみたい方はコチラ)
今日は【椅子取りゲームではなく「空いている椅子に座るだけ」というゲーム】です。
第187回
仕事に行き詰まっていたり、競争に勝てなかったりした時は「よう分からん場所」に飛び込んでみる!
仕事に行き詰まっていたり、競争に勝てなかったりした時は「よう分からん場所」に飛び込んでみる!

「よう分からんけど、行く」は本当に大事
今回はスリランカからお届けしております。
今、皆さんの頭に浮かんでいるのは「そもそも、お前、なんでスリランカに行ってるん?」といったところだと思うんです。
これが「縁」なのか「ノリ」なのか分からんのですが…2024年末にあった『天才万博』で、僕はいつものように客席で酔っ払っていたところ、まぁ、端的に言うと「西野さん! スリランカが熱いから行きましょう!」と声をかけられまして、久しぶりのいかがわしい誘いに「『行かない理由』は山ほどあるけど(行かない理由しかないけど)、この類の話に乗らなかったら、老いの始まりだな」というアンテナが働きまして、「よう分からんけど、行く」となって今に至ります。
この「よう分からんけど、行く」というのは本当に大事で、というのも、「あそこに行ったら、○○があるから行く」といった感じでリターンが約束されている場所だけに向かってしまうと、気がつけば周りは似たようなメンバーで固められて、似たような話だらけになってしまいます。
それは安心安全の世界で、そういう場所に行くチケットをもらえるのは、これまでの積み重ねでもあるので、甘んじて受け取ればいいのですが…どっこい、そこには腰を抜かすような未来は待ってないんです。
いつもいつも。
いつも、僕をどこか遠くに連れて行ってくれるのは「なんじゃそれ案件」です。
ミュージカルにしたって、今は、日本で夏に大きな公演を控えつつ、ブロードウェイでは自分の作品を一本。
そして最近だとデンゼル・ワシントン、ジェイク・ギレンホール主演の『オセロ』の共同プロデューサーとして参加させていただいておりますが、このスットンキョウな未来は、サロンメンバーだった小野コージという男の「プペルのミュージカル化の権利をください」というコメントから始まっています。
あの時、「よう分からんから、やめときます」と返事していたら、今日が無かったんです。
一歩目から間違っているから「椅子取りゲーム」になる
さて。
そんなこんなでスリランカに来てみたわけですが、今、スリランカは国を全速力で建て直しているところで、確かに、ものすごい熱さを感じます。
もともとスリランカは観光業が盛んな国で、紅茶や繊維産業なども経済を支えていたのですが、前政権の政策ミスと外部要因が重なって、2022年に史上最悪の経済危機を迎えたんです。
この危機の大きな原因の一つが、過剰なインフラ投資による巨額の借金です。
前大統領が、中国から多額の借り入れを行い、港湾や道路の開発を進めたのですが、これが経済を活性化させるどころか、逆に返済の負担を増やす結果になったのです。
さらに、2021年には突如として化学肥料の使用を全面禁止し、有機農業への移行を強行しました。環境には良さそうに聞こえますが、準備不足のまま行われたため、農業生産が急激に落ち込み、食料不足と価格高騰を引き起こすことに。
国民の生活は極限まで追い込まれ、ついに2022年には国民の怒りが爆発し、大規模な抗議デモが発生。
ついにはデモ隊が大統領官邸を占拠し、大統領は国外に逃亡するという映画みたいな展開を迎えました。
そして、そのまま辞任するという異例の事態にまで発展しました。
そんな大変な時期を経ての今ですから、「もう同じ轍は踏まないぞ!」とナニクソ根性が爆発しておりまして、「慎重に、だけど大胆に」といった感じで色んなプロジェクトが進んでいるスリランカ。
スリランカの偉い人達とは一通りお会いしたのですが、出てくる話が「○○というプロジェクトをやりたいのですが、参加してくれる人はいませんか?」という話ばかり。
「椅子がガラ空き」という感じでした。
そこで見るのは「お前、やってみる?」という感じの『目の前にいる人に頼む』という光景で、これと同じ光景を他でもよく見るなぁと思いました。
「椅子取りゲームではなく、空いている椅子に座るだけのゲーム」です。
僕らの戦いが「椅子取りゲーム」になってしまっている理由の一つに、「リターンが確定している場所(情報の下流)に行っているから」というのは確実にあって、一歩目から間違っているということがあります。
もし、仕事に行き詰まっていたり、競争に勝てなかったりした時は、よう分からん場所に飛び込んでみてはいかがでしょうか?
スリランカに来て、仕事が増えた西野でした。
注目のビジネス書
『夢と金』が各ランキングの年間1位に!
■楽天Kobo ビジネス書2023年間ランキング1位
■2023年オリコン年間”本”ランキング「自己啓発書」ジャンル1位
■ビジネス書累計が100万部突破!
※Amazonランキング書籍総合1位にも! コチラから
ミュージカルのお知らせ

■お知らせ! 2025年8月9日〜30日、ファミリーミュージカル「えんとつ町のプペル」が大劇場・オーケストラ版での上映決定!
開催日:2025年8月9日(土)〜 30日(土)
会場:KAAT 神奈川芸術劇場(神奈川県横浜市中区山下町281)
■お知らせ! ミュージカル「えんとつ町のプペル」密着ドキュメンタリー【BackStory】を毎週金曜日に配信!

総再生回数1000万回突破!(YouTubeショート・TikTok含む)
毎週金曜日20時にミュージカル『えんとつ町のプペル』制作の裏側ドキュメンタリーを配信しています!
【これまでのBackStory】
最新回は【クリエイティブのぶつかり合い】「自分が思いつきたかった…悔しいです」です。
■毎週金曜日に『BackStory』を流している西野亮廣のYouTubeチャンネルのメンバーシップに加入すると、【メンバーシップ限定特典】が2つ!
その1:『BackStory』の動画制作における西野亮廣のガチダメ出しをノーカットで見ることができる!
その2:「先行公開」として、他の人よりも早く観れる!
■ミュージカル「えんとつ町のプペル 」VIP席 発売中!
■お知らせ! キンコン西野のCHIMNEY TOWN、ブロードウェイで上演される『オセロ』に共同プロデューサーとして参加!

デンゼル・ワシントンやジェイク・ギレンホールといったレジエンド達が出演するブロードウェイ舞台『OTHELLO(オセロ)』。世界中から多くの観客が集まるブロードウェイの大舞台で、シェイクスピアの世界を新しい息吹とともに表現する本作は、その完成度の高さや挑戦的なアプローチで、世界中の演劇ファンからも高い関心を集めています!
上演:2025年2月24日~2025年6月8日(予定)
劇場:Barrymore Theatre(ブロードウェイ/ニューヨーク)
出演:デンゼル・ワシントン、ジェイク・ギレンホール ほか
公式サイト:https://othellobway.com/
■お知らせ! 舞台『オセロ』がブロードウェイ週間興行収入で1位を獲得!
詳細はこちら
映画のお知らせ
■NEWS! 西野亮廣が製作総指揮を務めたコマ撮り短編映画『ボトルジョージ』が、第97回アカデミー賞(米)の短編アニメーション部門のショートリストに選出されました!
監督:堤大介(トンコハウス) 脚本:堤大介氏と西野亮廣の共同制作 プロデューサー:松本紀子(ドワーフ)
■NEWS! ロサンゼルスのマリリン・モンローシアター(@サンタモニカ)で開催される『HOLLYWOOD SHORTSFEST』のオフィシャルセレクションに選ばれました! 映画祭は2025年4月4日〜4月6日の予定。
詳細はこちら
■NEWS! スイスの【ジュネーブ国際インディペンデント映画祭】に選出されました!
詳細はこちら
■NEWS! フランスのランスで開催される『RED MOVIE AWARDS』の年間セレクションに『ボトルジョージ』がノミネートされました!
2025年5月23日・24日に、フランスのランス オペラ座(Opera of Reims)で授賞式が開催予定。詳細はこちら
■コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』が、札幌国際短編映画祭で「アニメーション特別表彰」&「最優秀作曲賞」。アメリカ南カリフォルニア最大級の映画祭、ニューポート・ビーチ・フィルムフェスティバルで「短編アニメーション賞」。グローバルステージハリウッド映画祭にて「Best Short 2024」。続々受賞!
2024年10月15日現在、
【San Diego International Film Festival】(米国)
【Newport Beach Film Festival】(米国)
【Austin Film Festival】(米国)
【SPARK ANIMATION】(カナダ)
【San Diego Asian Film Festival】(米国)
が決まっています!
西野さんの『ボトルジョージ』に対する想いとは? こちらをチェック!

■コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』の専用劇場、『ボトルジョージ・シアター』がグランドオープン!

発売中&予約受付中
■12点のイラストすべて西野さんの描き下ろし! 部屋に飾りたい! 「AKIHIRO NISHINO SKETCH BOOK CALENDAR 2025」 カレンダー発売中!
■CHIMNEY TOWNが運営するクラウドファンディング【PICTURE BOOK】

「挑戦する人」と「応援したい人」が集まる オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』を運営しているCHIMNEY TOWNが作った、クラウドファンディングのプラットフォームです!
■《大阪平野の夜景を一人占め》HIBARI GOLF(宝塚市)のVIPラウンジ『星の絨毯』(2024年9月オープン)の【共同オーナー】(年間3日×7年分の貸し切り利用権)募集中!
■『星の絨毯』の【1日利用権】も仮予約受付中!
イベントのお知らせ
『西野亮廣講演会』全国各地で続々開催決定!
『西野亮廣講演会』のお知らせです。
下記の都道府県で開催が決まっています。
- 3月25日(火)に三重
- 3月26日(水)に埼玉
- 4月3日(木)に新潟
- 4月30日(水)に大阪
- 5月17日(土)に兵庫
- 8月12日(火)に神奈川
私、西野亮廣がマイク一本で1時間半ほど喋る変なイベントです。チケットをお求めの方は、『西野亮廣全国講演会』で検索してみてください。サロンメンバーさんが作ってくださったイイ感じのホームページに飛びますので、そちらから。会場によっては、まだ、チケットを発売してなかったりしますが、そのへんはご容赦ください。