PERSON

2025.01.17

お前誰やねん?という「よそ者状態」は、若いうちに経験しておけ! 西野亮廣製作総指揮。コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』が、アカデミー賞ノミネートを待つ!

23万部のロングセラー『夢と金』の著者であり、今、ビジネスパーソンが追うべき人物の筆頭である西野亮廣さん。絵本でも、映画でも、ミュージカルでも、起業シーンにおいても、常に異業界からの転入で「お前誰やねん?」という視線を浴びてきた西野さんにとって、短編映画はまたまた初の挑戦。にもかかわらず、アカデミー賞(米)短編アニメーション部門のショートリスト(15作品)に選出された! 今回も、音声メディア「voicy」で配信中の「#西野さんの朝礼」から編集してお届けする。(※今回の記事を音声で楽しみたい方はコチラ

今日は【よその村に入る力】です。

第179回 
 「今いる“村(=場所)”から動けない」はリスク。今いる“村”がずっと存続する保証なんて1つもないし、「よその“村”の文化(テクノロジー)と掛け算できない」というのはキビシイ!

西野亮廣

今回もまた「ゼロからのコミュニケーション」

コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』第97回アカデミー賞の短編アニメーション部門のショートリスト(15作品)に選出されまして、先日は堤監督がロサンゼルスで関係者向けの試写会に参加してくださって、かくいう私も、関係者の方々へのご挨拶を兼ねてニューヨークに行ってきました。

※米アカデミー賞ノミネートの発表は日本時間の【2025年1月24日22時半~】です(LAの大火事の影響でノミネートの発表が延期になりました)。こちらのチャンネルで発表されます。

ミュージカル『えんとつ町のプペル』の顔合わせミーティングがニューヨークで入っていたので、ちょうど良いタイミングでした。

さて。
それにしても(関係者の方々へのご挨拶も何も)、向こうからすると「お前、誰やねん」なわけで、今回もまた「ゼロからのコミュニケーション」になります。

あらためて自分の活動を振り返ってみると、キングコング西野亮廣の活動というのは、
芸人から絵本作家コミュニティーに顔を出して、
その数年後に、起業家コミュニティーに顔を出して、
その数年後にアニメーションコミュニティーに顔を出して、
その数年後に日本のミュージカルコミュニティーに顔を出して、
その数年後にブロードウェイコミュニティーに顔を出して、
その数年後が今回です。

自分でもビックリするぐらい「ゼロからのコミュニケーション」の連続で、たぶん、転校を繰り返している子って、こんな気持ちなんだと勝手に思っています。

どの現場に行っても「お邪魔してる感」があって、「ホーム」のようなものは無く、「なんか、すんません」を繰り返しているんですけども…まぁ、居心地はあまり良くないし、お邪魔する先で「俺たち若い時からずっと一緒にやっている仲間なんだよ」みたいな関係を見た時なんかはすっごく羨ましくなったりもします。

1度目がブロードウェイ村だったら…

ただ、こうして振り返ってみると、おかげ様で「転校生の強み」は身についている気がします。

それこそブロードウェイ村に入るのって、コミュ力(懐に入る力)が異常に高くないと難しいはずで、1度目の転向がブロードウェイ村だったら、たぶん上手く行ってなかった。

想像してみてください。
1度も引っ越したことがなくて、1度も転職をしたことがない40代男性が、いきなりニューヨーク・ブロードウェイのコミュニティーの中に入り込むのって、どう考えたって無理ゲーです(笑)

言語が違うだけじゃなくて、文化もルールもノリも何もかも違う上に、どこかで「日本人に何ができんの?」と思われている。

初手でココはハードモードすぎるでしょ。

でも、ここに来るまでに僕は、
絵本業界の人に「お前に何ができるの?」と思われ、
起業家コミュニティーに「お前に何ができるの?」と思われ、
スタジオ4℃の皆さんに「大丈夫っすか?」と思われ、
日本のミュージカル業界の人に「芸人でしょ? ミュージカルとか作れないでしょ?」と思われ、
その先々で生き延びる為に、「1つずつ疑いを晴らしていく」という作業をしてきたので、
ブロードウェイ村でもそれをやればいいし、今回もそれをやればいいだけ。

これまで繰り返してきた「疑いを晴らす作業」は確かに手間だし、毎回胃が痛くなるような思いもします。

でも、振り返ると、それが自分の強みになっているのは間違いないんですよね。

常に「よそ者」であることで、常にゼロからのスタートを繰り返してきたことで、「どうやって信頼を築き、成果を出すか」の型が自分の中でできている気がします。

おかげで、今となっては「ゼロからスタートする不安」よりも、「どうやって信頼を得てやろうかしら?」というポジティブな感覚の方が強いです。

早いうちに「全然違う村に入る訓練」をした方がいい

僕の場合は狙ってこうなったわけじゃなくて、流れに身を任せていたらこうなっちゃったパターンなので、あまり偉そうなことは言えませんが、ただ、自分のまわりの人達を見ていると思うのが、なるべく早いうちに「全然違う村に入る訓練」だけはしておいた方がいいかもしれません。

年齢を重ねてからだと、これ、絶対に無理なんで。

アラフィフになってくると…いや、もうアラフォーあたりで、「それまで動いていなかった人」は今いる場所から動けなくなっています。

理由は「怖いから」です。

イイ歳になってくると、ココから新たに「なかなか仲間に入れない経験」をするのが皆怖くなっちゃうんです。

「自分の村から動けない」というのは本当にリスクで、今いる村がずっと存続する保証なんて1つもないし、「よその村の文化(テクノロジー)と掛け算できない」というのは結構キビシイ。

2025年は始まったばかりですから、なんなら今年の目標を「1回、よその村に行ってみる」「1回、知らない土地に行ってみる」とするのも良いかもしれません。

手も足も出ない経験はなるべく若いうちにしておくことをオススメします。

いつも応援ありがとうございます!

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ミュージカルのお知らせ

お知らせ! 2025年8月9日〜30日、ファミリーミュージカル「えんとつ町のプペル」が大劇場・オーケストラ版での上映決定!

開催日:2025年8月9日(土)〜 30日(土)
会場:KAAT 神奈川芸術劇場(神奈川県横浜市中区山下町281) 

お知らせ! ミュージカル「えんとつ町のプペル」密着ドキュメンタリー【BackStory】を毎週金曜日に配信

西野亮廣

総再生回数1000万回突破!(YouTubeショート・TikTok含む)
毎週金曜日20時にミュージカル『えんとつ町のプペル』制作の裏側ドキュメンタリーを配信しています!
【これまでのBackStory】

最新回は【お前がやっていることは最低だ】です。

ショート動画はこちら【YouTube】【TikTok】

■毎週金曜日に『BackStory』を流している西野亮廣のYouTubeチャンネルのメンバーシップに加入すると、【メンバーシップ限定特典】が2つ!
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映画のお知らせ

NEWS! 西野亮廣が製作総指揮を務めたコマ撮り短編映画『ボトルジョージ』が、第97回アカデミー賞(米)の短編アニメーション部門のショートリストに選出されました! 目指せノミネート!

監督:堤大介(トンコハウス) 脚本:堤大介氏と西野亮廣の共同制作 プロデューサー:松本紀子(ドワーフ)

NEWS! スイスの【ジュネーブ国際インディペンデント映画祭】に選出されました!

詳細はこちら

■NEWS! フランスのランスで開催される『RED MOVIE AWARDS』の年間セレクションに『ボトルジョージ』がノミネートされました!

2025年5月23日・24日に、フランスのランス オペラ座(Opera of Reims)で授賞式が開催予定。詳細はこちら

■コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』が、札幌国際短編映画祭で「アニメーション特別表彰」&「最優秀作曲賞」。アメリカ南カリフォルニア最大級の映画祭、ニューポート・ビーチ・フィルムフェスティバルで「短編アニメーション賞」。グローバルステージハリウッド映画祭にてBest Short 2024」。続々受賞!

2024年10月15日現在、
【San Diego International Film Festival】(米国)
【Newport Beach Film Festival】(米国)
【Austin Film Festival】(米国)
【SPARK ANIMATION】(カナダ)
【San Diego Asian Film Festival】(米国)
が決まっています!

西野さんの『ボトルジョージ』に対する想いとは? こちらをチェック!

ボトルジョージ

■コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』の専用劇場、『ボトルジョージ・シアター』がグランドオープン!

発売中&予約受付中

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「挑戦する人」と「応援したい人」が集まる オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』を運営しているCHIMNEY TOWNが作った、クラウドファンディングのプラットフォームです!

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イベントのお知らせ

『西野亮廣講演会』全国各地で続々開催決定!

『西野亮廣講演会』のお知らせです。
下記の都道府県で開催が決まっています。

  • 1月23日(木) に東京
  • 1月29日(水)に静岡
  • 1月30日(木)に大阪
  • 2月4日(火)に愛知
  • 2月17日(月)に新潟
  • 2月25日(火)に東京
  • 3月25日(火)に三重
  • 3月26日(水)に埼玉
  • 4月3日(木)に新潟
  • 8月12日(火)に神奈川

私、西野亮廣がマイク一本で1時間半ほど喋る変なイベントです。チケットをお求めの方は、『西野亮廣全国講演会』で検索してみてください。サロンメンバーさんが作ってくださったイイ感じのホームページに飛びますので、そちらから。会場によっては、まだ、チケットを発売してなかったりしますが、そのへんはご容赦ください。

書籍のお知らせ

  • 最新絵本『みにくいマルコ~えんとつ町に咲いた花~』のご購入はこちら
  • 73万部の絵本『えんとつ町のプペル』のご購入はこちら

NFTのお知らせ

子供たちに絵本を贈るプロジェクト「『CHIMNEY TOWN GIFT』のNFT」が話題に!

バンドザウルスのお知らせ

オンラインサロン・SNS・Note・Voicy


TEXT=西野亮廣

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