23万部のロングセラー『夢と金』の著者であり、今、ビジネスパーソンが追うべき人物の筆頭である西野亮廣さん。数々のイベントを成功させてきた西野さんは、今や、「集客」と「お金まわり」の双方から語れる、唯一無二の存在だ。なぜ西野さんが、ここまで希少な人材になったのか? 大学教授でも教えらえない話を、今回も、音声メディア「voicy」で配信中の「#西野さんの朝礼」から編集してお届けする。(※今回の記事を音声で楽しみたい方はコチラ)
今日は【替えが効かない人材になる方法(※ラッキーを含む)】です。
第176回
皆が追いかけている数字を追いかけちゃうと、皮肉にも皆と同じ形になり、自分自身の希少価値が下がる
皆が追いかけている数字を追いかけちゃうと、皮肉にも皆と同じ形になり、自分自身の希少価値が下がる
「収入」は「マーケット」と「希少性」で決められる
「収入」というものは、「労働量」ではなく「マーケット」と「希少性」によって決められていて、「市場を正しく選んで、そこで替えが効かない人材になればなるほど、収入は上がる」という身も蓋もない話から始めさせていただきたいと思います。
まず「市場を選ぶ」という作業について。
「『今から電話ボックス市場に革命を起こします!』と叫んだところで、どうにもならん」という話で、当たり前ですが、自分が参加するゲームはキチンと選んだ方がイイ。
ですが、そこには「好み」の問題が絡んできて、プロフィールに「年収○桁です!」と書かれる方はさておき、皆が皆、「収入第一」に考えているわけではありません。
「仮想通貨が熱い」と言われても興味がない人もいるわけで(僕です!)、ここに関しては「あまりにも脈が無い市場を選ぶのだけはやめといた方がいい」としか言えません。
なので今日の話は「市場の選び方」ではなくて、市場を選んだ後に待っている「替えが効かない人材になる方法」です。
結論から先に言っちゃうと「皆が追いかけている数字を追いかけちゃうと、目的地が同じなので、ルートがコピーされて替えが効く人材になっちゃう」といったところです。
「西野さんしかいない」とスタッフに言われ「あぁ、確かに、そうだわ」
これに関しては「エビデンス=俺」で申し訳ないのですが、先日スタッフから言われたことで、「あぁ、確かに、そうだわ」と思ったことがあったんです。
ことの発端は、「日本のイベント関係者が事故りまくってる(生活を犠牲にしまくってる)のが見てらんない」というところから、「イベント関係者にむけて、『集客』と『お金まわりのデザイン』に関する勉強会をやろうかしら!」という話になったんです。
大学の演劇科でも、教えるのは演技のことだけで、『集客』と『お金まわりのデザイン』に関しては全然教えないんですね。
そもそも、集客とお金まわりのデザインができちゃう人はプレイヤーになっているわけで、あんまり学校の先生はやらない。
#稀にいらっしゃるけど
なので、演劇の先生に「すみません先生。舞台を作りたいのですが、お金ってどうやって集めるんですか? ちょっと一旦、見せてもらっていいですか?」という質問をぶつけたら、震え上がると思います。
おかげで、演劇愛に溢れたビジネスリテラシーゼロの猛者が量産され、今日もどこかで事故っている…というのが日本の舞台業界の現状です。
僕は激しめにエンターテイメントのことを愛している人間ですが、その一方で、「エンターテイメントはキャスト&スタッフの安心安全と天秤にかけるほどのものじゃない」という想いもありまして、自主公演が主催者の自己破産製造機と化しているのは、やっぱり見てらんないです。
そこでCHIMNEY TOWNのオフィスにでも舞台関係者を集めて勉強会を開こうかなぁと思い、スタッフに伝えたところ、「今、日本でそれが(たしかな説得力を持って)できるのは西野さんしかいないですね」と言われ、いつの間にか自分がオンリーワンのポジションにいることに気がつきました。
皆が追いかけている数字を追いかけちゃうと…
というわけで、「自分は何をやったから、こんな仕上がりになったのだろう?」と振り返ってみたのですが、そういえば皆が「再生回数」を追いかけたり、インフルエンサーになることに躍起になったりしている裏で、ひたすら『集客』と『資金繰り』のテストを繰り返していたんです。
「『集客』と『資金繰り』」を繰り返していたわけではなく、「『集客』と『資金繰り』のテスト」を繰り返していたんです。
つまり「上手くいったパターン」は捨てて(来るべき日の為に選択肢として残しておいて)、「これは、どうだ?」「ダメか。ならば、こっちはどうだ?…これもダメか」をひたすら繰り返していたんです。
そして、そのことを動画で発信していたんです。
「『集客』と『資金繰り』」なんてトレンドでも何でもないので、特にその動画がバズることも無いんです。が、「僕にとって必要なデータは、誰かにとっても必要なデータ」だったみたいで、気がついたらオンリーワンになっていました。
これはどこまでいっても結果論で「ラッキー」や「棚ボタ」が多分ありましたが、1つ確かなことは「皆が追いかけている数字を追いかけちゃうと、ラッキーや棚ボタはなく、皮肉にも皆と同じ形になり、希少価値が下がる」はありそうです。
例外は「スポーツ」です。
スポーツに関しては、「皆が追いかけている数字を誰よりも速いスピードで追いかける」が概ね正解になってくるので、ここはゴッチャにしない方が良いと思いますが、サービスに関しては「ポジション取り」が全てなので、今、皆が追いかけている数字を同じように追いかけている方は一旦「これで、いいんだっけ? この先に何があるんだっけ?」と自問自答してみるのもいいかもしれません。
#知らんけど
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ミュージカルのお知らせ
■お知らせ! 2025年8月9日〜30日、ファミリーミュージカル「えんとつ町のプペル」が大劇場・オーケストラ版での上映決定!
開催日:2025年8月9日(土)〜 30日(土)
会場:KAAT 神奈川芸術劇場(神奈川県横浜市中区山下町281)
■お知らせ! ミュージカル「えんとつ町のプペル」密着ドキュメンタリー【BackStory】を毎週金曜日に配信!
総再生回数1000万回突破!(YouTubeショート・TikTok含む)
毎週金曜日20時にミュージカル『えんとつ町のプペル』制作の裏側ドキュメンタリーを配信しています!
【これまでのBackStory】
最新回は【最大の敵は『常識』】日本エンタメ史10年の戦い「顰蹙は金を出してでも買え
■毎週金曜日に『BackStory』を流している西野亮廣のYouTubeチャンネルのメンバーシップに加入すると、【メンバーシップ限定特典】が2つ!
その1:『BackStory』の動画制作における西野亮廣のガチダメ出しをノーカットで見ることができる!
その2:「先行公開」として、他の人よりも早く観れる!
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映画のお知らせ
■NEWS! 西野亮廣が製作総指揮を務めたコマ撮り短編映画『ボトルジョージ』が、第97回アカデミー賞(米)の短編アニメーション部門のショートリストに選出されました! 目指せノミネート!
監督:堤大介(トンコハウス) 脚本:堤大介氏と西野亮廣の共同制作 プロデューサー:松本紀子(ドワーフ)
■コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』が、札幌国際短編映画祭で「アニメーション特別表彰」&「最優秀作曲賞」。アメリカ南カリフォルニア最大級の映画祭、ニューポート・ビーチ・フィルムフェスティバルで「短編アニメーション賞」。グローバルステージハリウッド映画祭にて「Best Short 2024」。続々受賞!
2024年10月15日現在、
【San Diego International Film Festival】(米国)
【Newport Beach Film Festival】(米国)
【Austin Film Festival】(米国)
【SPARK ANIMATION】(カナダ)
【San Diego Asian Film Festival】(米国)
が決まっています!
西野さんの『ボトルジョージ』に対する想いとは? こちらをチェック!
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イベントのお知らせ
『西野亮廣講演会』全国各地で続々開催決定!
『西野亮廣講演会』のお知らせです。
下記の都道府県で開催が決まっています。
- 2025年1月23日(木) に東京
- 2025年1月29日(水)に静岡
- 2025年1月30日(木)に大阪
- 2025年2月4日(火)に愛知
- 2025年3月25日(火)に三重
- 2025年3月26日(水)に埼玉
- 2025年8月12日(火)に神奈川
私、西野亮廣がマイク一本で1時間半ほど喋る変なイベントです。チケットをお求めの方は、『西野亮廣全国講演会』で検索してみてください。サロンメンバーさんが作ってくださったイイ感じのホームページに飛びますので、そちらから。会場によっては、まだ、チケットを発売してなかったりしますが、そのへんはご容赦ください。