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2025.02.04

「ケガが劇的に減った」38歳・長友佑都、超人的肉体の秘訣はタンパク質思考

アスリート、経営者、タレント……、第一線で活躍し続ける人はコンディショニングを重要視する。ゆえにトレーニングに加え、栄養にも気を配る。なかでも大切にしているのがタンパク質だ。今回は、プロサッカー選手・長友佑都氏に話を聞いた。【特集 タンパク質】

長友佑都さん
長友佑都/Yuto Nagatomo
プロサッカー選手。1986年愛媛県生まれ。2008年にFC東京でプロデビュー。2010年にイタリア・セリエAのチェゼーナに移籍。2011年から7年間インテルでプレーし、トルコのガラタサライSKなどを経て、2021年FC東京に復帰。『長友佑都のファットアダプト食事法』など、身体づくりに関する著書も多数。©FC TOKYO

超人的な肉体の源はタンパク質にあり!

2010年の南アフリカ大会から4回連続で、サッカーW杯の全試合に先発出場を果たし、2026年の大会出場も視野に入れている長友佑都さん。38歳の今なおピッチを縦横無尽に駆けめぐる肉体の源は、体幹トレーニングやヨガ、そして食事といった徹底したコンディションにある。

「いろいろな栄養素をバランスよく摂るようにしていますが、特に意識しているのがタンパク質。肉、魚、卵、大豆、乳製品といったタンパク質を、毎日しっかり摂るようになってから、ケガが劇的に減りましたね」

長友さんが食事を重視するようになったのはイタリアにいた2015年頃から。トレーニングやケアは怠っていなかったにも関らず、筋肉系のケガに悩まされたことで、食事に着目。栄養学に詳しい専属シェフについてもらい、食生活を徹底的に見直した。

「それまでも、身体に悪いとされるものは口にしませんでしたが、判断基準は“自分の感覚”。今振り返ると、かなりいい加減でしたね。シェフに教えてもらいつつ、僕自身もいろいろな本を読んで研究し、データに基づいた正しい食事法を学びました」

自分の身体への感覚が研ぎ澄まされていく

試行錯誤の末たどり着いたのが、糖質の摂取をコントロールし、タンパク質と脂質を積極的に摂るファットアダプト食事法。

「これを始めてから、筋肉の弾力性と柔軟性が高まってケガをしにくくなりました。体力の回復も早くなり、メンタルもさらに安定したと実感しています」

ただし、日々プレッシャーと闘う長友さんにとって、食事は「メンタルと脳をほぐすためのもの」。“美味しく、楽しく”が大前提だ。

「若い頃は、1日3食摂るべきという固定観念に縛られて、お腹が空いていないのに無理に食べていたこともありましたが、それでは苦行になってしまう(笑)。だから今、大事にしているのは、その時の気分。プロテインドリンクにしても、『運動後に必ず』などと決めず、『飲みたい』と思った時に摂りますし、朝はバナナとタンパク質入りのゼリーだけのこともある。年々、自分の身体に対する感覚が研ぎ澄まされている気がするんですよ。身体が何を欲しているか、わかるようになったというか」

タンパク質に支えられた強靭な身体を武器に、これからも夢を追い続ける。

長友佑都を支えるタンパク質3選

【特集 タンパク質】

この記事はGOETHE 2025年3月号「特集:なぜ、今ビジネスリーダーにタンパク質が必要なのか。」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら

TEXT=村上早苗

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