理想の筋肉を手に入れるために重要なのは、スポーツジムでのトレーニングだけではない。賢く、効率的に筋肉を育てるために意識すべきことを、管理栄養士×パーソナルトレーナーとして筋肉を知り尽くす専門家が食事の観点からご紹介。ルーティン編。【特集 筋肉投資】
タンパク質は3、4時間おきに、1日5回の摂取が新常識
筋肉をつくる“材料”になるのは、タンパク質。トレーニング後30分以内に摂るほうがいいという説もあるけれど、3〜4時間おきに、1日5回摂取するのが新常識だ。
「筋肉の合成は、タンパク質を摂ってから24時間ほど続きます。ですので、運動後30分以内にこだわらなくても大丈夫。むしろ最近の研究では、最も効率的な摂取方法は、3〜4時間おきということがわかってきました。朝食、昼食、夕食の間に2回、間食でタンパク質が豊富な食材を口にするのがお薦めです。
ただし、筋肉を大きくするには、まずは体重を増やすことが大切。食事の量を増やし、消費カロリーを上回る摂取カロリーを確保したうえで、タンパク質、脂質、炭水化物の三大栄養素をバランスよく摂りましょう」
1日に必要なタンパク質量=体重(kg)×0.9g
厚労省が推奨している1日あたりのタンパク質の摂取量は、体重1kgにつき0.9g(成人の場合)といわれているが、「筋肉をつけたいなら、体重1kgにつき1.4~2g摂るのが理想。例えば、体重60kgの方ならば、1日84~120gを目指すことが好ましいです」
この記事はGOETHE 2024年11月号「総力特集:ハイリターンな貯筋計画 一生涯、筋肉投資。」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら