メンバーが7種のカメラでお互いを撮り下ろす――。ともにエンタメの世界で戦う仲間を、レンズを通して客観的に見た時、感じるものとは。2025年に活動15周年を迎える三代目 J SOUL BROTHERS。それぞれソロアーティストとして活躍する7人が揃ったその時、そのパワーと自身の役割を語った。今回は、岩田剛典 shooting by 山下健二郎。
グループを世に知らしめる、そんな存在であり続けたい
「この7人は奇跡的なバランスで成り立っている。それを成立させ続けるために、やっぱり客観的でいないと」
カメラ越しにメンバーを見る、見られることになんの違和感もない、それは普段いつもやっていることだから。まるでそういわんばかりに、岩田剛典は7人の独自のバランスについて語り始める。
「7人でいる時間って儚いものだと思っています。7人も人間がいたら、もうそれはいつどうなるか、正直誰にもわからない。だからこそ今一緒にやれている奇跡を全力で体感しながら、仕事のパートナーとして馴れ合いではなくお互いのことを見ているんです」
数々のドラマ、映画に長年にわたり出演し、岩田の俳優としての実力は今や盤石だ。
「僕がグループのためにできることといったら、そうやって作品に出続けて、おこがましいかもしれないけど、グループの広報的存在になること。お互いの夢のためにグループを大きくしていって、そしてひとりひとりの夢に協力する。僕らは仲良しこよしではない、そうやってお互いをいい意味で利用して支え合ってこれからもやっていくんです」
shooting by Kenjiro Yamashita
Takanori Iwata
『あなたがしてくれなくても』、NHK連続テレビ小説『虎に翼』など俳優として数々の映像作品に出演。映画公開待機作に『聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメン VS 悪魔軍団~』などがある。