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2023.09.26

イーロン・マスク、孫 正義、マーク・ザッカーバーグ 世界を変えたパイオニア7人の言葉

10年前には想像もつかなかった世界を動かす経営者たち。時代の先端にいる彼らは、どんな信念を持ち成功を引き寄せたのか。唯一無二の思考から、仕事に立ち向かう術を学ぶ。※GOETHE2015年7月号掲載記事を再編。掲載されている情報等は雑誌発売当時の内容。

イーロン・マスク

イーロン・マスク/Elon Musk
スペースX CEO兼CTO、テスラ・モーターズCEO。
©AP/アフロ

「歯を食いしばってでも、リーダーは最高の演技をしなければならない」

「テスラ社の役割は、暗闇の中を照らす光のようなものなんだ」

「革命的なブレークスルー(突破)によってではなく、コツコツと地道な努力を積み重ねることで成し遂げたんだ」

電気自動車で業界の未来を激変させ、宇宙ロケット、太陽光発電という先端産業でも変革を起こす、イーロン・マスク氏。失敗しても、前向きな言葉を絞りだし、部下を鼓舞する。草分けであることを自覚し、人類規模で物事を捉える。それを支えるのはコストダウンなどの地道な作業だ。圧倒的な成果に必要なのは夢と現実のバランス。

『未来を変える天才経営者 イーロン・マスクの野望』
『未来を変える天才経営者
イーロン・マスクの野望』

竹内一正
¥1,400/朝日新聞出版

孫 正義

孫 正義/Masayoshi Son
ソフトバンク社長。
©ロイター/アフロ

「逆転の発想。従来丸かったものを四角にしてみる。赤いものを白くする。大きいものを小さくしてみる」

「1年間を12ヵ月で割ってはいけない。14で割る」

「引き技は攻めより10倍難しく、10倍の勇気がいる」

日本のインターネット業界を牽引し、圧倒的なスピードで大きな事業を実現し続ける、孫氏。問題や困難が待ち受けても、原因を発見し、真逆に発想し、既存の事象との組合せで糸口を見つける。さらに1年365日を人と違う尺度で過ごし、精神的な余裕を持つという。絶対に成功するという気概と覚悟を持ち挑むからこそ、道が開ける。

『志高く 孫正義正伝 新版』
『志高く 孫正義正伝 新版』
井上篤夫
¥741/実業之日本社文庫

ジェフ・ベゾス

ジェフ・ベゾス/Jeff Bezos
アマゾン会長兼CEO兼社長。
©AP/アフロ

「イヤなら辞めていい。賢明かつ猛烈に長時間働く」

「毎朝、恐れを抱いて目覚めよ」

「顧客のためだで屈服させる」

アマゾンで今までの買い物や読書の習慣を大きく変えた、ジェフ・ベゾス氏。独裁者でありワークハードがビジネスモデルといっても過言ではない。だが、「顧客は常に正しい」という正義を貫くゆえ、成果を上げるために異常なまでの執着心を持つ。社員にも強要は当たり前。常に働かないと負けるという切実さが比類ない成功を導く。

『ジェフ・ベゾス ライバルを
潰す仕事術』

桑原晃弥
¥800/経済界新書

マーク・ザッカーバーグ

マーク・ザッカーバーグ/Mark Zuckerberg
フェイスブックCEO。
©ロイター/アフロ

「利益よりも世界をあっと言わせたい」

「完璧より完了」

「この旅はまだ1%しか進んでいない」

いまや、生活の一部となったコミュニケーションツールFacebookを発明した、マーク・ザッカーバーグ氏。彼にとってお金は二の次だ。ユーザーが喜ぶ、今だかつてないサービスの提供と、世の中をあっといわせる物づくりにしか興味がない。それゆえ、事業を進化させることこそがモチベーションであり、目的はあっても終わりがない。

『THINK LIKE ZUCK マーク・ ザッカーバーグの思考法』
『THINK LIKE ZUCK マーク・
ザッカーバーグの思考法』

エカテリーナ・ウォルター 
斎藤栄一郎訳 
¥1,500/講談社

ハワード・シュルツ

ハワード・シュルツ/Howard Schultz
スターバックス会長兼社長兼CEO。
©AP/アフロ

「泥まみれになる。原点に戻る」

「成長は発癌物質だ」

「自信と大げさな約束は紙一重である」

スターバックスの世界展開と赤字回復を2度も成し遂げた、ハワード・シュルツ氏。四方八方が敵だらけ、もう一刻も持ちこたえられないと思った時に情勢は一変する、諦めてはいけないという。好調な時こそ、自分が「誇りに思うかどうか」というフィルターを通す。そんな温かみある経営が従業員から顧客に伝わり、共感を呼ぶ。

『スターバックス再生物語』
ハワード・シュルツ、ジョアンヌ・ゴードン
月沢李歌子訳 
¥1,700/徳間書店

稲盛和夫

稲盛和夫/Kazuo Inamori
京セラ名誉会長、日本航空名誉顧問。
©ロイター/アフロ

「なんまん、なんまん、ありがとう」

「経営の極意というのは間違いなく利他にある」

「一所懸命に働くことによってしか心を磨くことはできない」

ファンセラミックの開発からスタートした京セラを世界的企業にしたアメーバ経営の生みの親、稲盛氏は「仕事と生きることは一体のもの」という明確な指針を貫いてきた。仕事に没頭する、利他の心を持ち煩悩を抑える。すると、物事が好転し始め、世のため人のために尽くせるようになる。心と経営と人生は繋がっていると説く哲学は受け継がれる。

『成功の要諦』
『成功の要諦』
稲盛和夫
¥1,500/致知出版社

鈴木敏文

鈴木敏文/Toshifumi Suzuki
セブン& アイ・ホールディングス 代表取締役会長兼CEO。
©Yumeto Yamazaki/アフロ

「素直な目で常に白紙に戻り、原理原則に基づき考える」

「先行情報7割 経験情報3割」

「朝令暮改は悪しきことではない。状況が異なれば朝決めたことでも、メンツにとらわれず夕方に変える勇気が必要」

コンビニ業界でトップに君臨し続ける鈴木氏。「今売れているからいい」という考えは皆無だ。時代の変化に対応することこそが命。重要な情報として「先行情報」を挙げる。これから起こるさまざまなことをインプットし、仮定・検証することで、市場も顧客も創造、発掘できると語る。柔軟さを併せ持つ、攻めの商売に勝機がある。

『鈴木敏文 仕事の原則』
『鈴木敏文 仕事の原則』
緒方知行、田口香世 
¥1,500/日本経済新聞出版社

TEXT=ゲーテ編集部

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