師匠か、恩師か、はたまた一生のライバルか。相思相愛ならぬ「相師相愛」ともいえるふたりの姿を紹介する連載「相師相愛」。その貴重な対談の数々をまとめて振り返る。※2019年9月号、'20年1月号、11月号掲載記事を再編。固有名詞や肩書き、年齢等のデータは掲載時のまま
「事業再生を果たした投資元と投資先」星﨑尚彦×永露英郎 対談
前職の面談で初めてお会いして、意気投合したんです。リアルビジネスについていろんな話をしたんですが、ものすごく理解してもらえて。そんなファンドの担当者はこれまで会ったことがなかった。難しい状況にあった会社でしたが、一緒に毎週のように会って事業再生にも成功して。その後、メガネスーパーのご縁をいただいて、やっぱり毎週のように会っていました。
常に冷静なコメントが、ビシッと返ってくる。一撃必殺、という印象です。彼は将棋の達人ですけど、あらゆる状況を見て頭のなかでシミュレーションし、まさにここだ、というところを指す。ああなるほど、と感じることが多かった。一方で、人情深さもある。やんちゃな部下を見守ってくださったり。フェアな方ですから、私も包み隠さず、何でも話をしていました。
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「ガンダムがくれた縁」SUGIZO×宮河恭夫 対談
初めてお会いした時に、ロックの話で大いに盛り上がりまして。サンライズ社長がロック少年だったんだ! と驚いて、そのままビビビッとつながってしまいました(笑)。
僕は10歳の時にテレビでガンダムがスタートした、超リアルタイム世代。世界観にすっかりハマりました。とても好きだった作品なので、宮河さんから『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』のテレビ化で曲の依頼を受けた時は、正直目が点でした。
でも、おかげさまで僕の音楽人生でも最重要トピックスのひとつになりました。ただ、世界中に幅広い年齢層のコアなファンを持つのがガンダム。曲作りでは多大なプレッシャー、あらゆるファンを納得させる、という観念を途中で諦めました。僕は誰よりファン歴は長い、だからその感覚に自信を持って作曲に勤しもう、と。
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「新米社長」征矢真一×津原周作 対談
お会いしたのは、ホールディングスの財務担当役員だった4年前。津原さんは副頭取で、役員同士のお付き合いでしたが、「この人は飲みに行ったら絶対に楽しい」とピンときたんです。それは嗅覚でわかる(笑)。サッポロビールに入社してから34年、大概外したことはありません(笑)。
それで食事に行ってみたら、ご縁が重なっていることもわかりまして。同じ千葉県在住で、しかも住んでいる街は隣同士。さらに飼っている犬がふたりとも柴犬だった。それで一気に仲よくなっちゃったんです。
とにかくフレンドリー。交友関係もとても広くて。パーティでは、いつもまわりに人の輪ができて、みんなで和やかに談笑されている。人を気持ちよくさせる人ですね。
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