向こうに見えるのが能舞台。荘厳な雰囲気に、自然とおしとやかな気分になっちゃいます。
極上のおもてなしで味わう料亭「セルリアンタワー数寄屋」
旅行にもなかなか行けず、外食のチャンスさえ少ないこのご時世。だからこそ特別な時は、いつもは行けないようなところで、とっておきの時間を過ごしたいもの。そんな思いをかなえてくれる場所、見つけちゃいました。
知る人ぞ知るその場所は、セルリアンタワー 東急ホテルの地下2階。広い和室の障子を開けると現れるのは、なんと荘厳な能舞台! 日本の文化を発信すべく、開業時にホテル内に造られた能楽堂を望みながら食事を楽しめるのが、今年3月に新規オープンした料亭「セルリアンタワー数寄屋」です。
日本画家・東山魁夷（かいい）の絵画が飾られた広い玄関で、着物を着たスタッフがお出迎え。この特別感にもうドキドキ!
喧騒溢れる渋谷のスクランブル交差点からわずか数分にあるとは思えない、本格的な数寄屋造りの設えと静けさは別世界。この料亭を予約できるのは、昼夜それぞれわずか1組のみ。人数も2名から貸し切り可能と、誰にも邪魔されず、とことん贅沢な時間が過ごせるんです。
お料理も、旬の素材の味を余すところなく堪能できる本格的な会席料理のほか、フランス料理を取り入れた和洋折衷のコースもあり（事前リクエスト要）、見目麗しいひと皿が運ばれてくるたびに感動が。
旬の松茸やリンゴ味噌を使った「牛肉と松茸の朴葉焼」
「赤ピーマンのファルシ フロマージュブランのエスプーマ ライムとバニラの香り」は和洋両方が楽しめるコースから。
＂一見さんお断り＂と言われるような伝統的な料亭はちょっとハードルが高いですが、そんな料亭の設えとお料理を少し気軽に堪能できるのは、ホテルならでは。
また事前にリクエストすれば、今も続く渋谷円山町の芸者さんを招いて、芸者遊びも可能だそう。ちなみにホテル地下というロケーションゆえ、駐車場からほとんど人に会わずにお店へ移動できるので、お忍びのお食事だってできるかも。
料亭には本格的な茶室も。ここが渋谷とは思えない静けさに、心が洗われます。茶室へ続く路地には、アート作品のようなモダンな蹲（つくばい）が。
都会の真ん中に密やかに存在し、日本の文化と食を極上のおもてなしで味わう料亭「セルリアンタワー数寄屋」。仕事でもプライベートでも、こんな場所にサプライズで連れてきてくれたら、上品なセンスに感動すること間違いなし！ 密を避けながら、＂親密＂になれるとっておきの空間で、大切な人との時間を過ごしてくださいね。
広間から能舞台を望む。その圧巻の眺めに、時を忘れて見入ってしまいます。
CeruleanTower Sukiya
住所：東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー 東急ホテルB2
TEL：03-3476-3000（ホテル代表）
営業時間：11:30～15:00／17:00～23:00
※緊急事態宣言の延長や、東京都の時短要請により変更になる可能性あり。
料金：1名様¥32,000～（税・サ込み）
席数：最大14席（2名より予約受付）
完全予約制（3日前まで）
https://www.tokyuhotels.co.jp/cerulean-h/restaurant/sukiya/index.html
※能楽堂公演中は、能舞台を見ることはできません。
パンプス¥97,900（クリスチャン ルブタン／クリスチャン ルブタン ジャパン 03-6804-2855） ドレス、アクセサリーはスタイリスト私物
Chiaki Horan
1988年東京都生まれ。青山学院大学卒業。『Nスタ』（TBS系、毎週月曜～金曜15:49～19:00 ※地域により異なる）にてキャスターを務めている。
