TRAVEL

2024.05.06

宇宙旅行、250㎞7日間サハラ砂漠マラソン…経営者がハマる究極の旅3選【まとめ】

エグゼクティブが旅に求めるのは、未知なる発見や探索といった好奇心が刺激される旅。人生観や仕事に対する考え方を変える特別な旅をまとめてお届け! ※2024年4月号掲載記事を再編。

リーダー旅まとめ

1.GMO熊谷正寿、2024年ついに宇宙旅行へ「とっておきのワインを持っていく」

360°パノラマウィンドウの宇宙船

これまでの渡航回数は183回。旅のエキスパートであるGMOインターネットグループ熊谷正寿代表がついに、宇宙旅行へ向かう。参加するのは、アメリカのスペース・パースペクティブ社による気球型宇宙船「ネプチューン」で行く上空30㎞、成層圏への旅。

「一般的には『宇宙』とは地球から上空100㎞以上をいいますので、高さ30㎞の成層圏で重力もある場所への今回の旅は、広い意味で空の旅ともいえます。私はパイロットの免許を持っており、上空13㎞まで操縦したことがありますが、それよりもさらに高い、いわば宇宙の入り口を見ることができるのです」

旅の始まりは海洋宇宙港のボイジャー、またはフロリダ州スペースコーストから。宇宙船をバルーンで吊り上げ、気球のように緩やかに上昇、2時間かけて上空30㎞にたどり着くという。ここでの滞在時間はおよそ2時間、その間は360度、窓が張りめぐらされた丸い宇宙船から、地球の姿と宇宙の暗闇を眺める予定だ。

地球への帰還は、同じくバルーンで2時間かけてゆっくり下降し、船が待つ海上にたどり着く。宇宙船に乗りこんでから全行程、合計6時間の旅となる。

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2.サハラ砂漠、アマゾンの密林…なぜIT経営者は過酷なアドベンチャーレースに挑むのか

サハラマラソン

アフリカ、サハラ砂漠を7日間かけて、250㎞走る「サハラマラソン」に、エニグモCEOの須田将啓氏が出場したのは2012年のことだ。

「7日間砂漠で生き抜くための食糧などを背負って走るレースです。途中に山間部もあり、起伏もあるコースを、毎日40㎞ほど走ってゴールまで向かう。そんな凄まじい大会があると知ってしまったからには、挑まずにいられませんでした」

それまでにも、トライアスロンなどさまざまなレースに出場してきた須田氏。日中の気温が50度近くまで上がる灼熱の砂漠で、アドベンチャーレースの魅力に取り憑かれた。

「トライアスロンは何度か出場して慣れてきました。挑戦の場であるはずのトライアスロンがコンフォートゾーンになってしまっている。もう一度デンジャラスゾーンに挑みたいと、より過酷な大会に参加するようになったんです。砂漠では50度あったかと思えば、雹(ひょう)が降りだす。前を走る人を見失い、見渡す限りの地平線に自分しかいない状況もありました。過酷で孤独。けれど、砂漠の空に出る月はあまりに大きくて美しく、本当に感動的でした」

サハラマラソンの翌年には南極大陸でのフルマラソンと、トライアスロンに挑んだ。

「とにかく寒い。汗も凍ってしまうのでかけない。あたり一面、真っ白で眩しくて目が焼けるよう。サングラスを外したら10秒といられません。生物はまったくおらず、風の轟音だけがひたすら鳴り響く極限の世界でした」

孤独で過酷なレース旅。その極めつけは、2016年に出場したアマゾンの密林を7日間で260㎞走る「アマゾンジャングルマラソン」だ。

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3.旅慣れた富裕層を虜にする「アドベンチャーツーリズム」とは

沖縄アドベンチャーズ

経営困難だったUSJを再建し、その後“マーケティングとエンターテイメントで日本を元気に!”を大義に設立した敏腕マーケター集団、刀。USJ時代から投資とリターンのファイナンシャルマネージメントをリードし、代表の森岡毅氏を支えたのがCFOの立見信之氏だ。その刀が知的興奮と感動で、世界の見え方が変わる旅を提供するアドベンチャーツーリズム事業を開始した。

立見氏自身、60ヵ国以上を周った旅のエキスパートだ。

「私は帰国子女。小学生の時はパラグアイに住んでいて、両親が南米各地に連れていってくれました。中学時代はエジプト。中近東やアフリカ各地を一緒に旅し、そのせいでしょうか、すっかり危険な土地に耐性ができて、強刺激体質になってしまいました(笑)。今も時間があれば、未知の場所を旅しています。そういったヒリヒリ感や、知らない世界を見たいというところは、現在のベンチャーという仕事にも通じるものがありますね」

そんな立見氏が今率いる事業が沖縄でのアドベンチャーツーリズムだ。昨今、世の中も富裕層を先頭に“贅を尽くす旅より知的興奮や感動を味わいたい”と、旅のスタイルが変化してきている。そもそもアドベンチャーツーリズムとは「アクティビティ・自然・文化体験の3要素のうち、2つ以上で構成される旅」と定義されている。

「まずは世界的にも貴重な沖縄のやんばるの自然や固有の伝統文化など、豊富な観光資源から唯一無二の体験価値をつくりだし、国内外の方々に体験していただこうという目論見です」

しかし上がってきた旅の企画書に当初、立見氏の心は掻き立てられなかった。

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TEXT=ゲーテ編集部

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