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TRAVEL

2023.05.06

日本初上陸「ブルガリ ホテル 東京」のラグジュアリーな非日常空間に潜入

2023年もホテルの開業ラッシュは続いている。日本初上陸のインターナショナルブランドをはじめ、環境に配慮した最先端機能を持つホテルや新たに誕生するブランドなどを厳選。今回は、「ブルガリ ホテル 東京」を紹介する。【特集 ホテル案内2023】

「ブルガリ ホテル 東京」のレセプションエリア

ローマ本店の床やインテリアにもみられるエイトポイントスターがフロアに施された、40階に位置するレセプションエリア。

友人の邸宅を訪れたような心地よさに包まれる

ミラノ、ドバイ、バリなどで世界のセレブリティを魅了してきたブルガリ ホテルズ&リゾーツが、満を持して日本に初上陸。東京駅の目の前、「東京ミッドタウン八重洲」のトップフロアを占める「ブルガリ ホテル 東京」は、すべて50㎡以上の広さを誇る客室をはじめ、ホテル内にはイタリアのマクサルトやフレックスフォルム、日本のリッツウェルなど選び抜かれた上質な家具を配置する。

ブルガリのコンセプトカラーであるローマの夕暮れをイメージしたサフランカラーが温かな雰囲気を醸しだし、まるで友人の邸宅に招かれたかのような心地よさを感じるはずだ。また各所にテラスが設けられ、ホテル内を歩いているだけでも、都会の天空ならではの気持ちよさを存分に享受できる。

「ブルガリ ホテル 東京」のリビングルーム

デラックススイートのリビングルーム。ホテルのキーワードである“レジデンス”の言葉どおり、友人の邸宅に招かれたようなインテリア。

「ブルガリ ホテル 東京」のベッドルーム

デラックススイートの広さは100㎡以上。2方向を大きな窓に囲まれたベッドルームからは、都心の壮大な景色が楽しめる。

ホテル内には希少なジュエリーのデザイン画や、顧客であったオードリー・ヘップバーンやソフィア・ローレンなどのセレブリティの写真、’70〜’80年代の美しき広告ビジュアルの数々が飾られ、どこにいてもブルガリが醸しだす世界観を感じるだろう。さらに日本の“孔雀紋”を思わせる壁や、室内の竹籠に毎日生けられる季節の花など、その土地独自の文化もブルガリの世界観のなかに絶妙に取り入れられている。

「ブルガリ ホテル 東京」に飾られた著名人の写真

エントランスへ続く壁には、数々のセレブリティがブルガリのローマ本店を訪れた時の写真が。

「ブルガリ ホテル 東京」に飾られた花

すべての部屋に設えられている竹籠には、都会でも自然を感じられるようにと、毎日季節の花が生けられる。

そして目を見張るのは、ひとつひとつ職人が張りこんだモザイクタイルの壁や、光が客室を柔らかく包むよう施された塗り天井などの徹底したこだわりだ。ジュエリー同様、ブルガリの細部にまで行きわたる美とクラフツマンシップへの追求は、ホテルという場所においても随所に息づいている。

「ブルガリ ホテル 東京」のスパ

「ブルガリ スパ」のバイタリティプール。ローマのカラカラ浴場をヒントにジュエリーでも用いられている扇形のモチーフをモザイクタイルで表現。

「ブルガリ ホテル 東京」の廊下

空間を正方形に切り取るデザインの廊下は、床も壁も木材を贅沢に使用。

東京・八重洲に誕生した天空のリトリート

イタリア・アブルッツォでミシュラン3つ星に輝くシェフ、ニコ・ロミートによるコンテンポラリーなアレンジを加えたイタリア料理を提供する「イル・リストランテ ニコ・ロミート」のほか、「鮨 行天(ぎょうてん)」で3つ星を獲得した行天健二氏が監修する「SUSHI HŌSEKI」、イタリアと日本を巡る旅を表現したシグネチャーカクテルを楽しむことができる「ブルガリ バー」など飲食も充実。

「ブルガリ ホテル 東京」のメインダイニング

3つ星シェフによるメインダイニング「イル・リストランテ ニコ・ロミート」では朝食(宿泊客のみ)からディナーまで提供。

「ブルガリ ホテル 東京」のバー

まるで絵画のようなモザイクがカウンターの壁を彩る「ブルガリ バー」。

「ブルガリ ホテル 東京」の最上階

両サイドにテラスを備えたバーは最上階に。気持ちのよい開放感溢れるテラスからは富士山や都内が一望できる。

プール・サウナを擁する1000㎡という広さのスパも、ここでの滞在をより満ち足りたものにしてくれるだろう。

エレベーターの扉が開けば迎えてくれるのは、ハイジュエラーならではのラグジュアリーと心地よさに満ち溢れた空間だ。東京の天空できらめきを放つ「ブルガリ ホテル 東京」の世界をぜひ体験してほしい。

「ブルガリ ホテル 東京」のプール

日が差しこむ大きな窓から都心を望む25mプール。デイベッドを備えた広い屋外テラスも。スパにはジムやサウナも完備。

「ブルガリ ホテル 東京」のラウンジ

暖炉が設えられた「ザ・ラウンジ」では、ニコ・ロミートシェフによるペストリーやケーキを提供。

ブルガリ ホテル 東京/Bulgari Hotel Tokyo
住所:東京都中央区八重洲2-2-1
TEL:03-6262-3333
料金:1泊¥250,000~(2名1室利用時、税サ別)
施設:客室98室、イタリアンダイニング、鮨処、バー、スパ、プールほか

▶︎ Focus
高層階にあるホテルのなかでも、他より抜きんでているのがテラスの充実度。レストランのテラス席のほか、バーは室内よりも広いテラスを2方向に設置。レモンと柚子の木などを植え、都会の真ん中にいながら自然を感じるスペースに。さらに嬉しいのがプールサイドのテラス。デイベッドも完備し、心地よい風と日差しをたっぷり感じることができる。

▶︎ Special
バーのガーデンテラス。なかでも東京駅を見下ろすソファ席は、超人気席になるのは確実。

【特集 ホテル案内2023】
 

この記事はGOETHE2023年6月号「総力特集:秘密のホテル案内 未知なるステイ」に掲載。
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TEXT=牛丸由紀子

PHOTOGRAPH=古谷利幸

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