8月1日よりハワイ発、8月2日より羽田発の運航が毎日（週7便）となったハワイアン航空。パンデミックを経験したハワイの人々は一層健康志向になり、自然保護の意識がさらに高くなったという。そのハワイの今の常識を知ってこそ、ハワイの旅は楽しめる。
ハワイの新常識を学べるエアラインの動画とは？
ハワイアン航空の機内やYouTubeで公開しているビデオ「Travel Pono」を観たことはあるだろうか？ エアライン各社が工夫を凝らしているが、ハワイ旅行前後にこそ観てほしいもの。ハワイの島々の美しい絶景や人気のスポットを紹介しながら、ハワイの自然、文化、住民の生活を保護しつつ、ハワイでの旅を豊かにする情報を配信している。
なかでも驚かされるのが、ビデオで紹介されるハワイアン航空のスタッフの活動だ。
パイロットのディミトリ・ニコライさんは、ハワイモンクアザラシを保護する団体のボランティア活動をしている。
「ハワイの繊細なエコシステムに足を踏み入れる時は、アロハの気持ちをもって敬意を払うことが大切です。ごみは必ず持ち帰りましょう。捨てられたプラスチックは何十年も分解されず、動物の生態に影響を及ぼす可能性があります。ハワイには多くの絶滅危惧種がいます。ハワイモンクアザラシ、アオウミガメ、イルカやザトウクジラなどです。これらの動物と距離をとることは連邦法で定められています。決して近づいたり、触れたりしないでください。あなたと同じように、自然を満喫したいのです」
また客室乗務員のケオニ・クレイグさんは、ウルポ・ヘイアウ州立史跡でハワイの文化遺跡と伝統の継承活動に努めている。
「ハワイでの体験は、その土地と文化を理解することでより豊かなものになります。ぜひ史跡に置かれている標識を読んでみてください。ネイティブハワイアンにとってこれらの史跡は重要な意味を持っていることを理解してもらえたら。指定された区域内にとどまり、『kapu』とあったら、『立ち入り禁止』という意味です。また、地元団体や文化団体のボランティア活動で文化史跡を守ることに参加することもできます。ボランティアを通し、訪れた場所や地元の人々と触れ合うことができ、ハワイの自然と文化を守りながら素敵な思い出を作ることができるでしょう」
ハワイへの敬意が根づいていたハワイアン航空のスタッフの活動に目を見張るはず。また、コロナ後、ロコたちが改めてハワイの自然を守ろうという想いを強くしたことの表れでもあるこの動画。ハワイの新たな常識のアップデートに役立ててほしい。
SpaceX社とタッグ！ 空の上で無料高速Wi-Fi導入
また、機内ホスピタリティの圧倒的な向上の実現が間近に迫っている。
イーロン・マスク氏が率いる宇宙開発企業SpaceXの衛星インターネットサービス「Starlink」と提携したハワイアン航空。ハワイ諸島とアメリカ本土、アジア、オセアニアを結ぶ便において高速で低遅延の無料ブロードバンドインターネット接続を2023年より順次、一部の航空機で提供する。実に、主要エアラインとしては初となる取り組みだ。Starlinkによる無料の機内Wi-Fiを実装予定なのは、ハワイとアメリカ本土、アジア、オセアニアを結ぶ航空機のエアバスA330、エアバスA321(A321neo)、ボーイング787-9。
インターネットへの接続は、搭乗した瞬間からシームレスに利用でき、登録や決済は不要だというから非常に快適だ。これで、コンテンツの視聴はもとより、地上にいる友人とのオンラインゲーム、リアルタイムでの仕事や共同作業、ハワイでの旅の計画も立てられる。
ハワイアンホスピタリティを感じられる唯一のエアライン、ハワイアン航空。その伝統を守りながら、進化を遂げる姿は、ハワイを愛する人の心をとらえて離さない。
問い合わせ
ハワイアン航空 http://hawaiianairlines.co.jp
