世界的メゾンや自動車メーカーの名前を冠した高級レジデンスには、建築のみならずインテリアやガレージにいたるまで、ブランド哲学が宿っている。日常そのものをラグジュアリー体験へと昇華する、至高の住処を覗いてみる。今回は「ティエラ・ビバ バイ アウトモビリ・ランボルギーニ」を紹介する。【特集 超絶レジデンスとシェア別荘】

ティエラ・ビバ バイ アウトモビリ・ランボルギーニ
欧州初の住宅プロジェクトとして、アウトモビリ・ランボルギーニが選んだのはスペイン・アンダルシア地方ベナハビス村の丘だ。地中海の壮大な景色を望む地に、53の高級ヴィラが並ぶ複合施設「ティエラ・ビバ」の建設が進んでいる。
外観・内装ともにデザインはランボルギーニのスーパーカーから着想したもの。床と天井をつなぐ大きな窓からは明るい光がさし、屋内には大理石、上質なレザーを多用している。そして緑豊かな庭園に囲まれた各ヴィラには、パノラマプールやサウナ、眼下に地中海が広がるテラスが備わっているのだ。また、各ヴィラにはランボルギーニの技術を活用した専用スカイカーリフトが設置され、直接アクセスが可能。居住空間に愛車を展示することもできる。
地中海の絶景のなかで、スーパーカーと一体になれるデザインを備えたヴィラは、まさに芸術作品そのものといえよう。
このプロジェクトは、アウトモビリ・ランボルギーニとドバイに拠点を置く高級不動産デベロッパー、ダール グローバル社との協業によって実現。施設は24時間365日稼働し続けるセキュリティゲートに守られており、プライバシーと安全性を確保している。3つのタイプのヴィラ、4~6のベッドルームが用意される。2027年12月の完成予定。
この記事はGOETHE 2025年12月号「総力特集:超絶レジデンス+シェア別荘」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら





